山本武白志はクリケットに転向!2015年夏、全国8強の九州国際大付ナインのその後
高校時代の山本武白志(九州国際大付)
甲子園を沸かせた名チームを振り返るシリーズ。今回は2015年夏に激戦区・福岡から2年連続で甲子園出場を決め、ベスト8進出を果たした九州国際大付ナインのその後を紹介する。
富山 凌雅(トヨタ自動車- オリックス)2018年4位
岩崎 魁人(東北福祉大-JR西日本)
宇都 颯(福岡大)
亀谷昇平(青山学院大-千葉日野自動車)
山本武白志(横浜DeNA)2015年育成2位
吉井恒平(龍谷大)
脇坂龍次(九州産業大)
山口耀平(東洋大)
中山竜秀(亜細亜大<軟式>-伯和ビクトリーズ)
中村光汰(愛知工業大-九州三菱自動車)
野木海翔(東洋大-ミキハウス)
永岡大昇(法政大)
徳丸俊太郎(日本経済大)
石橋大智(九州産業大)
藤本翔一(愛知産業大)
尾仲力斗(ミキハウス)
安永元也(日本文理大)
一つ上の代では清水優心(北海道日本ハム、2014年2位)、古澤勝吾(福岡ソフトバンク、2014年3位)の2名が高卒でプロ入りを果たしており、そのほか11月14日にBC新潟に特別合格を受けた、広島のアドゥワ誠(松山聖陵出身)の弟・アドゥワ 大(バイタルネット)などが在籍し、タレント揃いだった。
そして、この代からも2名がプロ入りを果たす。一つ上の代でも主戦で登板していた左腕・富山凌雅は、社会人トヨタ自動車を経てオリックスに入団。2019年の9月26日の日ハム戦で一軍初登板を果たし、2回を投げ打者6人に2奪三振と好投した。今季は救援として18試合に登板し、3H、3HP、18回1/3を投げ15奪三振の成績を残した。
ロッテの監督などを務めた山本功児氏を父にもつ山本武白志は、横浜DeNAに育成指名を受け入団するも、入団わずか3年で戦力外通告を受ける。現役引退後はクリケット選手に転向し、2020年クリケット日本代表強化指定選手に選出された。
3年夏の県決勝、東海大五(現東海大福岡)戦では6安打完封で2年連続甲子園出場に牽引する活躍を見せた背番号11の野木海翔は、東洋大を経て現在はミキハウスでプレーする。
今年は独自大会北九州市内大会を優勝し、秋季大会も準優勝を果たしている九州国際大付。OB、現役選手共にこれからも活躍を期待したい。