パ・リーグトップの25盗塁マークの神足・周東佑京(東農大二出身)はバッティングでも成長を見せていた
周東佑京
走塁のスペシャリストとして2019年のプレミア12では、代走として一気にその名前を広げた周東佑京(東農大二出身)。これまでにないような高い注目を周りから寄せられながら、2020年シーズンを戦っている。そんな周東のここまでの結果を見てみたい。
68試合出場 164打数37安打 9打点、25盗塁
打率.226、長打率.280、出塁率.283、OPS.564
周東の最大の武器である足を活かした盗塁数はパ・リーグではトップの成績。加えて盗塁死は2つだけとなっており、今シーズンも結果を残している、そのなかでも着目したいのが出塁率。足を武器としている周東にとって大切な要素だが、昨シーズンは出塁率.212しかなかったが、今シーズンは出塁率.283と大幅に向上している。
昨年以上の安打や四球などいくつかの要因はあるが、バッティングフォームを見ると、昨シーズンよりもコンパクトな構えとなっており、振り遅れなどが無くなったことが考えられる。
それが結果として打率アップにも繋がっていると考えられるが、相手チームからすると厄介であることは間違いない。昨シーズンより少ない試合数で25盗塁を記録している周東。キャリアハイの成績となるのは間違いないが、どこまで数字を伸ばしていくのか。