News

リーグ2位の5本塁打!阪神・井上広大は虎視眈々と1軍昇格を狙う

2020.09.21

リーグ2位の5本塁打!阪神・井上広大は虎視眈々と1軍昇格を狙う | 高校野球ドットコム
井上広大

 シーズンも終わり近づき、各選手がラストスパート、最後の力を振り絞って戦っている。ルーキーたちも等しくプロ野球生活1年目が終盤に差し掛かった。そんな中、阪神タイガースドラフト2位・井上広大が再び存在感を示し始めた。

 19日、20日ともに中日ドラゴンズと対戦。井上は19日の試合では左中間に飛び込むホームラン、20日の試合は二塁打を放ち、4番として役割を果たすバッティングを見せた。

 ここまで46試合に出場している井上のファームの成績は下記の通りだ。

171打数37安打、5本塁打(リーグ2位)、22打点(リーグ5位)

打率.216、長打率.363(リーグ8位)、出塁率.273、OPS.636

 本塁打、打点、長打率がリーグトップ10に入っており、4番として結果を残しているといっても過言ではない。ただこの結果は本人の中でも試行錯誤をしていることがフォームを見るとわかる。

 9月8日の試合では軸足がはっきり見えるようなオープンスタンスから、足を上げた時に体をねじってタメを作るフォーム。上半身に関しても脇を開けて腕を張るような形でボールを待つような形だった。

 それに比べて9月19日のホームランは半足分閉じて、上半身も脇を少しばかり閉じて、大きな反動を使わずに身体のパワーで飛ばしているのが印象的だった。187センチ97キロの恵まれた体格を存分に発揮できるフォームはシンプルな現在の方がいいのではないかと考えられる。

 何より自分のポイントで軸を崩すことなくボールを捉えられる技術が、今の井上を支えていると考える。シーズンは終盤でチームは2位。今シーズン中に1軍昇格はあるのか、今後の活躍に注目したい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.28

春の福岡地区を制した沖学園(福岡)、勝利のカギは異例の「決勝直前沖縄合宿」だった

2024.05.28

【大分】佐伯鶴城は4戦3勝、杵築は4戦で1勝<強化試合>

2024.05.28

【鹿児島NHK選抜大会】川内商工が2試合連続逆転サヨナラ勝ち!雨のため2試合が継続試合

2024.05.28

【鹿児島NHK選抜大会】錦江湾が1点差勝利!出水工の追い上げ、あと1点及ばず

2024.05.28

交流戦開幕、初戦の注目は髙橋宏斗vs.今井達也の初対決!

2024.05.25

【熊本】九州学院、熊本工が決勝へ<NHK旗>

2024.05.25

【関東】白鷗大足利が初、逆転サヨナラの常総学院は15年ぶり決勝<春季地区大会>

2024.05.25

首都2部優勝の武蔵大の新入生に浦和学院の大型左腕、左の強打者、昌平の主軸打者など埼玉の強豪校の逸材が入部!

2024.05.25

【岩手】盛岡大附がサヨナラ、花巻東がコールドで決勝進出、東北大会出場へ<春季大会>

2024.05.26

【近畿大会注目チーム紹介】実力派監督就任で進化した奈良の名門・天理。超高校級の逸材3人を擁し、緻密な攻守で全国クラスのチームに!

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商