浅村栄斗(大阪桐蔭出身)両リーグトップの9本目 先輩・中田翔との本塁打王争いに期待
大阪桐蔭出身の浅村 栄斗(左)と中田翔(右)
8日、楽天の浅村 栄斗は、2回表の第2打席でソフトバンクの先発・笠谷 俊介から右翼テラス席に飛び込む本塁打を放ち、4試合連続弾を記録。球団史上4人目の快挙となった。9本塁打26打点の成績は、目下両リーグトップ。開幕から勢いが止まらない。そして、本塁打で浅村の背中を追うのが、大阪桐蔭高校の1つ上の先輩・中田翔だ。8日時点でリーグ2位タイの6本塁打を記録。共に2度打点王に輝き大阪桐蔭OBを代表する強打者となった2人は、今季も好調のようだ。
高校時代、中田は3度、浅村は2度甲子園を経験。1年夏からレギュラーを勝ち取った中田は、高校1年生とは思えない体格から繰り出す規格外のパワーをもって、「平成の怪物」と言わしめ、全国にその名を轟かせた。高校通算87本の本塁打記録は当時の新記録で、甲子園でも歴代7位となる4本塁打を放っている。投手としても1年夏の甲子園で当時の1年生最速記録となる147キロを記録。3年時はエースで4番を務めた。
浅村は、2年夏から二塁手としてレギュラーを奪取。大阪大会決勝で金光大阪に敗れ、甲子園出場は果たせなかったが、中田の最後の夏の大会は全試合出場し共にプレーした。最高学年では「1番・遊撃手」として攻守でチームを牽引。全国制覇を成し遂げた2008年夏の甲子園では6試合で29打数16安打を放ち、打率.522の成績を残した。
今季で中田はプロ13年目、浅村は12年目を迎え、互いにチームを牽引する役割を担っている。パリーグを代表するスラッガーに成長した2人だが、両者共に、本塁打王のタイトルを獲得していない。今季は大阪桐蔭OB2人の本塁打王争いが期待できそうだ。
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