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交流試合ながら甲子園の地を踏む鹿児島城西。佐々木誠監督が就任してからの戦績とプロ入り選手

2020.07.04

交流試合ながら甲子園の地を踏む鹿児島城西。佐々木誠監督が就任してからの戦績とプロ入り選手 | 高校野球ドットコム
鹿児島城西の佐々木誠監督

 8月10日に甲子園で開催される交流試合に出場する鹿児島城西。交流試合という形になるが、初めて甲子園の地を踏み入れることになる。

 長年、鹿児島の強豪として長く実績を残し、プロでもプレーした細山田武史(トヨタ自動車)を筆頭に大学、社会人でも活躍する選手を多く育てている鹿児島城西だが、元プロの佐々木誠監督の就任をきっかけに甲子園出場にたどり着いた。

 全盛期には「MLBに最も近い」との評価もあった佐々木監督の就任は、当時、大きな話題となった。

 初采配となった2018年3月26日の春季鹿児島県大会の国分戦では5対3で勝利し、佐々木監督の高校野球監督がスタートした。

 その後、公式戦の結果は以下の通り。

2018年春 春季鹿児島県大会
3回戦
2018年夏 第100回鹿児島大会4回戦
2018年秋 秋季鹿児島県大会準決勝
2019年春 春季鹿児島県大会
3回戦
2019年春NHK旗争奪 優勝
2019年夏 第101回鹿児島大会 4回戦
2019年秋 秋季九州大会 準決勝

 昨秋、九州大会4強入りするまで苦難の道のりだった。鹿児島を代表する名門・鹿児島実業、神村学園に敗れるなど、悔しい試合を味わってきた。しかし2019年秋、3回戦で神村学園に勝利してから、一気に勢いをつけた。

 わずか2年だが、苦戦を乗り越えて掴んだ甲子園の舞台だった。

 また佐々木監督は2年続けて独立、NPBでプレーしている選手を輩出している。

2018年 宮脇 廉(香川OG)
2019年 小峯 新陸(東北楽天)

 また今年も鹿児島県ナンバーワン右腕の八方 悠介がスカウトから注目されている。

 鹿児島城西は南薩地区予選から登場し、初戦では加世田と対戦する。また、代表決定戦では昨秋4強の枕崎と対戦する可能性がある。果たして、佐々木監督率いる鹿児島城西は独自大会ながら初の鹿児島王者に輝くことができるのか。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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