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湯浅大のブレイクで2017年ドラフトを成功ドラフトに

2020.06.09

湯浅大のブレイクで2017年ドラフトを成功ドラフトに | 高校野球ドットコム
湯浅大(巨人) 

 今年の巨人のホープの1人として期待される湯浅大(健大高崎出身)。

 7日の東京ヤクルトとの練習試合で3ランを放ち、開幕一軍へ大きなアピールを見せた。

 2017年のドラフトで、本ドラフトでは唯一の高卒指名選手である。

 しかし今ではドラフト上位に負けない活躍を期待されている。

 ここで2017年のドラフトを振り返ってこう。

1位 鍬原拓也 投手 北陸-中央大

2位 岸田行倫 捕手 報徳学園-大阪ガス
3位 大城卓三 捕手 東海大相模-東海大-NTT西日本
4位 北村 拓己 内野手 星稜-亜大
5位 田中俊太 内野手 東海大相模-東海大-日立製作所
6位 若林晃弘 内野手 桐蔭学園-法政大-JX-ENEOS
7位 村上海斗 外野手 北照-奈良学園大
8位 湯浅 大 内野手 健大高崎

育成ドラフト
1位 比嘉賢伸 内野手 盛岡大付
2位 山上信吾 投手 常磐

3位 笠井駿 外野手 国士舘-東北福祉大
4位 田中優大 投手 羽黒
5位 広畑塁 捕手 東海大五-立正大
6位 小山翔平 捕手 東山-関大
7位 折下光輝 内野手 新野
8位 荒井颯太 外野手 関根学園

 最も活躍をしているのが3位・大城。昨年の109試合に出場し、6本塁打を記録。5位の田中は1年目に99試合に出場。6位の若林は、2年目に77試合に出場し、5本塁打。社会人組の選手が活躍を見せている。そしてドラフト1位の鍬原も覚醒の兆しが見えている。

 湯浅はまだ一軍出場はないが、ここまでの活躍を見れば、開幕一軍の可能性は高い。

 スカウトから評価された守備力の高さ、打撃の完成度、伸びしろを存分に発揮し、想像以上の成長の速さを見せている。巨人はプロで何年も実績を重ねてきた選手や大学、社会人で実績を積んでプロ入りした選手も多い。最もハイレベルな競争を繰り広げている中で、試合に出場しているのだから、首脳陣の期待も高いだろう。

 高卒組の湯浅が活躍すれば、2017年のドラフトは近年でもまれにみる成功ドラフトになりそうだ。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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