News

股関節のストレッチ習慣をつけよう

2020.05.05

股関節のストレッチ習慣をつけよう | 高校野球ドットコム
股割りの姿勢で上下、左右に軽く動かすようにすると股関節の可動域が拡がる

 野球選手にとって柔軟性を高めることはしなやかな動きづくりに役立ちます。特に体幹は下半身から上半身へと力を伝達する役割をもち、また軸として体を回旋させます。股関節はその回旋動作を担うため、十分な関節可動域を持ちたいところですが、一方で「股関節が硬い…」と悩む選手も多いのではないでしょうか。練習時のウォームアップやクールダウンを始め、ストレッチを行う機会は多いと思いますが、ぜひ自宅でも意識して股関節のストレッチに取り組んでみましょう。

 体が温まった状態で行うストレッチは特に筋や腱、軟部組織などの柔軟性が高まりやすいといわれています。軽くジョギングをして体が温まった運動後か、入浴後の時間をストレッチタイムにしてそれを続けるようにしましょう。テレビを見ながら、好きな音楽を聞きながらというように「ながらストレッチ」でも構いません。開脚ストレッチを行う場合には自宅の壁などを利用してしっかりと背中をつけて行うようにすると、骨盤が後傾して背中が丸まることがないのでオススメです。両膝を曲げないようにすることが基本ですが、むずかしい場合は膝が曲がっていてもいいので、骨盤を立てた状態を体に覚え込ませるようにすると姿勢改善にもつながります。

 相撲の股割りの姿勢から軽く体を上下に動かすことも股関節周辺部を刺激し、「腰を低くした姿勢」を保つことができるようになります。太ももと床が平行になるところまで腰を落とすようにして行うとよいでしょう。またその姿勢からそれぞれ踵を持って体を左右に動かすことも加えてみましょう。続けて行うようにすると自然と股関節の可動範囲(動く範囲)も改善が期待できます。短い時間で構いませんのでぜひ続けて行うようにしてみましょう。

文:西村 典子
球児必見の「セルフコンディショニングのススメ」も好評連載中!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.02

【茨城】常総学院、鹿島学園、水戸一、つくば秀英が4強入り<春季県大会>

2024.05.02

激戦必至の春季千葉準決勝!関東大会出場をかけた2試合の見所を徹底紹介!

2024.05.02

【長野】松商学園、長野日大、東海大諏訪などが県大会出場へ<春季県大会支部予選>

2024.05.02

【四国】高松商、33年ぶりの決勝進出の立役者は茨城の強豪シニア出身の1年生右腕!<春季地区大会>

2024.05.02

春の神奈川準決勝・東海大相模vs.横浜の黄金カード実現! 戦力徹底分析、試合展開大胆予想!

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.28

【広島】広陵、崇徳、尾道、山陽などが8強入りし夏のシード獲得、広島商は夏ノーシード<春季県大会>

2024.04.28

【長野】上田西、東海大諏訪、東京都市大塩尻が初戦突破<春季県大会支部予選>

2024.04.28

【岡山】関西が創志学園に0封勝ちして4強入り<春季県大会>

2024.04.28

【鳥取】鳥取城北が大差でリベンジして春3連覇<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>