44年ぶりの近畿大会に導いた高橋康二(水口高出身)はBC福井で151キロ右腕へ成長
高校時代の高橋康二(水口)
滋賀県の公立校出身で、昨年プロ入りした遅咲きの投手といえば、瀧中瞭太(高島出身)の名前が挙がる。瀧中は龍谷大、Honda鈴鹿を経て社会人3年目でプロ入りした速球派右腕だ。その瀧中と同世代で、プロ入りを目指すのが福井ワイルドラプターズに所属する高橋康二(水口出身)だ。
191センチの長身から最速151キロを誇る大型右腕。ポテンシャルとしては今年のドラフト市場では上位に入る投手だろう。
福井ワイルドラプターズの高橋と聞くと、あまりピンと来ない高校野球ファンはいるかもしれない。ただ2011年秋、44年ぶりの近畿大会出場を導いた水口の高橋と聞くと、懐かしいと思う方も多いだろう。2年秋の県大会準決勝の野洲戦では延長11回1失点完投勝利で、近畿大会出場。近畿大会準々決勝の履正社戦にコールド負けしたが、滋賀の公立校を代表する右腕として注目を浴びた。
その後、福井工大、BC滋賀などを経て、福井ワイルドラプターズでプレーする。
26歳になると、プロ、社会人に限らず、選手として継続するのは、非常に難しい。
その中で、SNSで積極的に発信し、奮闘を見せている姿を見ると、高校時代を見ているものからすると喜ばしい。まだ開幕時期は決まっていないが、ぜひ2020年のシーズンは思い切った活躍を魅せてほしい。
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