勝負の2年目へ DeNA・伊藤(日大三出身)と楽天・小郷(関西出身)の“大学日本一コンビ”は真価見せるか?
立正大の日本一に貢献した伊藤
2018年11月に行われた第49回明治神宮大会大学の部で、立正大学の優勝に大きく貢献した横浜DeNAベイスターズの伊藤裕季也(日大三出身)と東北楽天ゴールデンイーグルスの小郷裕哉(関西出身)。“大学日本一コンビ”が、プロ2年目を迎えて大きな期待を背負っている。
伊藤は豪快なスイングを武器に、ルーキーイヤーの昨季は21試合に出場。打率.288、4本塁打を記録し、大器の片鱗を見せた。オープン戦ではここまで、打率.167、0本塁打と低調だが、貴重な右の大砲であるだけにその期待は大きい。
一方の小郷も、昨季は二軍で60試合に出場して、4本塁打13盗塁と持ち味を発揮。9月に1軍に昇格すると、プロ初本塁打を放ち手応えをつかむ1年となった。
オープン戦でもここまで11試合に出場し、打率.357と好調を維持。開幕1軍に向けてアピールを続けている。
第49回明治神宮大会の決勝では、2点ビハインドの8回に3番の小郷がセンター前タイムリーを放って1点差に迫ると、続く4番の伊藤がレフトスタンドへ特大のツーランホームランを放って一気に逆転。二人の活躍で日本一を大きく手繰り寄せた。
大会から1年4ヶ月が経つが、二人の鮮烈な活躍を覚えてる野球ファンも多いだろう。あの輝きは一瞬のものでは無かったと証明できるか。
勝負の2年目が始まろうとしている。
(記事=栗崎祐太朗)
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