山梨学院・吉田監督は選手たちの心情を慮るも、日本高野連には感謝「最後までご尽力をいただいた」
山梨学院の吉田洸二監督(左)と吉田健人部長(右)
日本高校野球連盟は11日、3月19日に開幕予定だった第92回選抜高校野球大会の臨時運営委員会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、予定されていた大会としては史上初の大会中止を決定した。
大会に出場予定だった山梨学院の吉田洸二監督は、中止への無念の思いを語る一方で、最後まで開催に向けて尽力した日本高野連の関係者に感謝を口にした。
「心の中ではキツイかなと思うところがありました。
ですが、ずっと連盟の方々とやり取りをさせていただく中で、開催に向けて本当に努力されているのが伝わってきました。(宿泊予定だった)ホテルの階数や人数などを確認されたりと、本当にご尽力をいただきました。私たちは結果を受け止めるだけです」
また甲子園の土を踏むことが出来なかった選手たちには、夏に向けて切り替えるように声を掛けていくつもりだ。選手たちの落胆は大きく吉田監督はその心情を慮るが、まずは連盟関係者の努力を理解してもらいたいと話した。
「最後まで何とか開催できるように頑張って下さったことは、選手たちにも伝えたいと思います。すぐに切り替えることは難しいと思いますが、3年生は甲子園で最後を終わりたいと思うので、次の目標に向かって欲しいですね」
春季山梨県大会は、3月26日に主将欠席の形で抽選会が予定されているが、不透明な部分は多い。前代未聞の事態の中で、山梨学院の夏に向けた戦いは始まった。
(記事=栗崎 祐太朗)
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