News

山梨学院・吉田監督は選手たちの心情を慮るも、日本高野連には感謝「最後までご尽力をいただいた」

2020.03.12

山梨学院・吉田監督は選手たちの心情を慮るも、日本高野連には感謝「最後までご尽力をいただいた」 | 高校野球ドットコム
山梨学院の吉田洸二監督(左)と吉田健人部長(右)

 日本高校野球連盟は11日、3月19日に開幕予定だった第92回選抜高校野球大会の臨時運営委員会を開き、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、予定されていた大会としては史上初の大会中止を決定した。

 大会に出場予定だった山梨学院の吉田洸二監督は、中止への無念の思いを語る一方で、最後まで開催に向けて尽力した日本高野連の関係者に感謝を口にした。

 「心の中ではキツイかなと思うところがありました。
 ですが、ずっと連盟の方々とやり取りをさせていただく中で、開催に向けて本当に努力されているのが伝わってきました。(宿泊予定だった)ホテルの階数や人数などを確認されたりと、本当にご尽力をいただきました。私たちは結果を受け止めるだけです」

 また甲子園の土を踏むことが出来なかった選手たちには、夏に向けて切り替えるように声を掛けていくつもりだ。選手たちの落胆は大きく吉田監督はその心情を慮るが、まずは連盟関係者の努力を理解してもらいたいと話した。

 「最後まで何とか開催できるように頑張って下さったことは、選手たちにも伝えたいと思います。すぐに切り替えることは難しいと思いますが、3年生は甲子園で最後を終わりたいと思うので、次の目標に向かって欲しいですね」

 春季山梨県大会は、3月26日に主将欠席の形で抽選会が予定されているが、不透明な部分は多い。前代未聞の事態の中で、山梨学院の夏に向けた戦いは始まった。

(記事=栗崎 祐太朗)

関連記事
センバツ無観客での開催予定から一転、中止決定
新型コロナの影響でセンバツ中止。そして各都道府県に影響。各県の大会変更・中止情報一覧
73回の歴史にして史上初!春季四国大会が「大会前中止」決定!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.18

【東海】県立岐阜商、菰野、中京大中京、津田学園が4強入り<春季地区大会>

2024.05.18

【春季関東大会】鹿島学園が逆転勝利!左腕コンビのリリーフで樹徳との接戦を制する!

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?