News

交流戦で4回1失点の藤浪晋太郎(大阪桐蔭出身) 雌伏の時を経て、「虎の傑物」は復活なるか

2020.03.06

交流戦で4回1失点の藤浪晋太郎(大阪桐蔭出身) 雌伏の時を経て、「虎の傑物」は復活なるか | 高校野球ドットコム
阪神・藤浪晋太郎(大阪桐蔭出身)

 気温は10℃を下回り、試合開始時にはみぞれも降っていた[stadium]阪神鳴尾浜球場[/stadium]。
 開幕ローテーション入りを目指す阪神タイガースの藤浪晋太郎は5日、プロアマ交流戦の大阪商大戦に中継ぎ登板し、4イニングを3安打1四球1失点の結果を残した。

 前回登板の2月23日の広島戦では、4回から2番手で登板して2回3安打3四死球3失点。
 開幕ローテを争う中で、不安定な投球はもう許されない状況だったが、尻上がりに調子を上げていき、最速は155キロを計測する。抜け球や引っかけるボールも無く、またイニングをまたいで3者連続三振も奪うなど、一定の手応えを得た登板となった。

 ルーキーイヤーの2013年から3年連続で二桁勝利を挙げ、2015年には最多奪三振のタイトルも獲得。大阪桐蔭時代に春夏連覇を果たした話題性も含め、未来の虎の大エースとして大きな期待を背負っていた。

 だがその後は徐々に制球難が目立つようになり、2016年は7勝11敗と初の負け越しを記録する。2017年以降も制球難が改善する兆しは見えず、ここ3年間は計8勝(8敗)と満足な投球が出来ない状態だ。

 すでに開幕ローテ6枠のうち4枠は確定しており、残りの枠を中田や秋山、岩貞といった実績のある投手と争うことになる。

 潜在能力は球界でもトップクラスなだけに、期待する声はいまだに根強い。雌伏の時を経て、虎の傑物が復活を果たすか注目だ。

(記事=栗崎 祐太朗

関連記事
松坂が埼玉西武に復帰 NPBに在籍している甲子園優勝投手は何人?
恩師が語る阪神・藤浪晋太郎 急成長へつながった『吸収力』と『知的好奇心』
西谷監督が語る大阪桐蔭時代の藤浪晋太郎 潜在能力を開花させた『甲子園のマウンド』

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.18

【秋田】明桜がサヨナラ、鹿角は逆転勝ちで8強進出、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.18

【岩手】一関二、盛岡誠桜などが初戦を突破<春季大会>

2024.05.18

【関東】昌平・山根が2発5打点、東海大相模・4番金本が2ランなどで初戦を快勝、東海大菅生は山梨学院を完封<春季地区大会>

2024.05.18

【長崎】長崎西、島原中央などが初戦を突破<NHK杯地区予選>

2024.05.18

【春季関東大会】白鴎大足利・昆野が最速152キロを計測!前橋商の剛腕・清水はまさかの5失点…。チームもコールド負け!

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.12

学法石川の好捕手・大栄利哉が交流戦で復帰! 実力は攻守ともに世代トップクラス!身長200センチ右腕を攻略し、完封勝利!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?