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緩急駆使して3併殺は成長の証 中日・小笠原慎之介(東海大相模出身)が6回2失点の好投

2020.03.16

緩急駆使して3併殺は成長の証 中日・小笠原慎之介(東海大相模出身)が6回2失点の好投 | 高校野球ドットコム
中日・小笠原慎之介(東海大相模出身)

 中日ドラゴンズの先発ローテ入りが確実な小笠原慎之介東海大相模)が、15日の千葉ロッテとのオープン戦に先発登板。オープン戦最長の6回を投げ、8安打を浴びながらも2失点と粘りの投球を見せ、開幕に向けて順調な調整ぶりアピールした。

 初回は3者凡退で滑り出したが、その後は毎回のようにピンチを背負う。

 2回、無死一、二塁とピンチを迎えるが、レアードを遊ゴロ併殺打に打ち取り、続く福田光輝大阪桐蔭出身)も一ゴロに打ち取り無失点。

 4回にも一死満塁のピンチを招くが、ここでもレアードを遊併殺打に打ち取り、ピンチを脱す。5回は福田秀平にセンター前をタイムリーを浴びるが、その後は中村を遊併殺に仕留めた。

 結局、小笠原は6イニングを投げて2失点。8安打を浴びたが、3つの併殺に11個のゴロアウトは成長の証だ。

 東海大相模時代は、スリークォーター気味のフォームから最速152キロの直球を投げ込み、速球派左腕として注目を浴びた小笠原。
だが、プロ入り後は緩急を上手く使うピッチングにモデルチェンジし、腕の位置も高くなった。

 高校時代は、第97回全国高等学校野球選手権大会の優勝に大きく貢献し、その時に決勝で対戦した仙台育英の正捕手・郡司裕也はチームメイトになった。甲子園を沸かせた二人が、中日ドラゴンズを押し上げていくか注目だ。

(記事=栗崎 祐太朗

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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