2試合連続アーチ!猛アピール見せる増田陸(明秀日立出身)は坂本勇人2世を襲名できるか?
ジャイアンツ・増田陸(明秀日立出身)
開幕1軍に向けて当落線上にいる選手たちは首脳陣へのアピール合戦が続くが、2軍の教育リーグでも1軍昇格に向けて選手たちがしのぎを削っている。スター候補が揃うジャイアンツでも熾烈な争いが行われているが、4、5日の試合で輝きを放ったのが高卒2年目の13702(明秀日立出身)だ。
日本ハムとの試合で斎藤佑樹からホームランを放ち、続く5日にも楽天戦では2本のホームランを含む4安打4打点の大暴れ。シーズン開幕に向けて存在感を増してきている。
そんな増田は中学時代、野村大樹(早稲田実業出身)と中川卓也(大阪桐蔭出身)と同じ大阪福島ボーイズ出身。1番打者としてチームを牽引すると、高校からは坂本勇人らを教え子に持ち、光星学院(現八戸学院光星)を強打のチームに仕上げた金沢成奉監督が指揮する明秀日立へ進学。
メジャー式の吊り下げのティーバッティングにウエイトトレーニングなど、3年間で心身を鍛え上げながら3年の春に選抜出場。しかし3回戦で中学時代の同期・中川が率いる大阪桐蔭の前に敗れ、16強止まり。夏も準々決勝で土浦日大に敗れて連続出場を逃した。
その後、ドラフト会議でジャイアンツから2位指名を受けてプロ入り。1年目は怪我に泣いたが、アジアウインターリーグで特大弾を放つなど存在感を示す。さらには坂本とオフシーズンに合同自主トレを行うなど、徐々に実績を積んできた。
キャンプ中から思い切りのいいスイングを見せてきた増田選手。同じ金沢監督から高校時代に教えを受け、兄弟子とも言える坂本の背中を追いかけて、先輩がつけていた61番を背負う増田のアピールは続いていく。
(記事=田中 裕毅)
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