超高校級右腕・篠木健太郎(木更津総合)が主将に就任!篠木ともに投手陣はレベルアップ!
篠木健太郎(木更津総合)主将
昨秋ベスト4の木更津総合は2年ぶりの夏の甲子園出場を目指し、レベルアップに励んでいる。28日の練習では、紅白戦も行った。その中でチームの軸として期待される146キロ右腕・篠木健太郎は、昨年の反省点として、「力んでしまってボールが高めに浮いてしまいましたが、変化球の引き出しが少なく、力勝負になってしまうところがありました」と、現在では日々の投球練習では、フォームの改善と変化球習得に取り組んでいる。投球練習後では、捕手と話し合って、変化球の質、コントロールを確かめていた。
五島卓道監督は投手陣の成長には手ごたえを感じている。以前から二枚看板として注目されていた140キロ左腕・吉鶴翔瑛はさらにストレートの勢いが増し、長身右腕・川端光明も140キロに達し、技巧派左腕・熊谷尚也も成長中。五島監督は「今年は4枚いますね」と篠木の負担を軽くできる投手陣となった。
打線についてはて1年春からレギュラーだった山中海斗が豪快なホームランを放ち、力強さが増している。五島監督は「もう少し力強さが出てくれば。今までは1点取られてしまうと、その重みを感じてしまう。春では1点ぐらい気にしないぐらいの打力が出てくれば、投手陣の精神的な負担も減りますし、投手の投球内容も変わってきます」とレベルアップを願っている。
また昨秋の県大会後からエースの篠木が主将となった。五島監督の長い監督生活の中でも背番号1をつける選手が主将となったのは史上初。周りを見通す、そしてチームメイトを気遣って行動できる人間になってもらいたいという思いで抜擢した。篠木は超高校級の実力を持ちながら、中学時代はオール5で、野球部唯一の特進クラス。文武両道を実践している選手として、チームメイトからの信頼も厚い。篠木は「最初は大変でしたけど、少し周りは見えてきましたし、選手たちに勝ちたい意識を身につけることはできるようになってきました」と主将の仕事も全うしている。
コロナウイルス感染拡大の影響で、全国の小中高に休学要請があった。それはもちろん木更津総合も影響しており、3月中はスケジュールを見直し中だ。