宮川哲など2019年はプロ2名を輩出の生駒ボーイズ 今年もプロ入りが期待できるドラフト候補が2人も!
新人合同自主トレに参加した宮川哲(写真は東芝時代)
埼玉西武ライオンズは9日、メットライフドームに隣接するライオンズトレーニングセンター(新室内練習場)で新人合同自主トレスタートし、全9名の新人選手が参加した。
ドラフト1位入団の宮川哲(東芝)は、キャッチボールで力強いボールを披露。早くも周囲の視線を独占し、即戦力して大きな期待を持たせた。
東海大山形を卒業後、群馬県に本拠地を置く上武大学でプレーし、その後東芝へと入社した宮川であるが、実は出身は奈良県で中学時代は関西の名門・生駒ボーイズでプレーした。
生駒ボーイズからは、慶應大の植田将太も千葉ロッテマリーンズから育成2位指名を受けており、2019年のドラフト会議では2名の選手を輩出したことになる。
大阪桐蔭野球グランドの、目と鼻の先で練習を行っている生駒ボーイズは、以前から有力な選手を多く輩出しており、現在も多くの選手が高校、大学、社会人野球で活躍を見せている。
そこで今回は、これからプロ入りの可能性を持つ生駒ボーイズ出身の選手を紹介していきたい。
まず最もプロ入りへの期待が高い選手が、花咲徳栄の井上朋也(2年)だ。入学直後から花咲徳栄でレギュラーを獲得し、現在まで高校通算で47本の本塁打を放っている。
花咲徳栄は5年連続でプロ野球選手輩出を輩出しており、井上にかかる期待も大きい。
また大学生では、大学日本代表にも選出されている東北福祉大の元山飛優(3年)と、履正社で選抜準優勝投手になった明治大の竹田祐(2年)がいる。
元山は今年ドラフトイヤーを迎え、竹田もまた東京六大学野球で経験を積んでおり、プロ入りへ期待が高い選手だ。
そして最後に紹介したいのが、今年から大阪ガスに入社予定の立教大の田中誠也(4年)だ。
大阪桐蔭時代は選抜甲子園でベスト4に進出し、大学野球ではリーグ戦通算17勝を挙げた田中。経験豊富な技巧派左腕が、社会人野球でどんな活躍を見せるか見物である。
その他にも、生駒ボーイズ出身の選手たちは全国の至る所で活躍を見せている。
彼らが偉大な先輩たちの活躍に続くことが出来るか注目していきたい。
(記事=栗崎 祐太朗)
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