News

未来像は宮崎敏郎(横浜DeNA)。U-15でMVP獲得の酒井優夢(橿原ボーイズ)の魅力は「技術×パワー」

2019.12.03

未来像は宮崎敏郎(横浜DeNA)。U-15でMVP獲得の酒井優夢(橿原ボーイズ)の魅力は「技術×パワー」 | 高校野球ドットコム
酒井優夢(橿原ボーイズ)

 愛媛県松山市の[stadium]坊っちゃんスタジアム[/stadium]で開催された「U-15アジアチャレンジマッチ2019」。侍ジャパンU-15代表は、11月24日のチャイニーズ・タイペイ戦で10対0の5回コールド勝ちを収めて5大会連続優勝を達成した。

 大会の最優秀選手賞を獲得したのは、橿原ボーイズの酒井優夢。9打数6安打7打点の成績を残して、堂々の受賞であった。
 閉会式を終えてベンチ裏に戻ってきた酒井は、開口一番に「とても嬉しいです」と思わず笑みを見せる。大会が始まる前は、試合に出場できるか不安もあったと話すが、そんな中で結果を出すことが出来たのは大きな自信になった。

 「とても良い選手ばかりで自分も出場できるかわからなかったのですが、それで試合に出ることができて活躍もできたのでとても良かったと思います」

 168センチ76キロのガッチリした体格から、鋭いスイングを見せる酒井。オープンスタンスの構えから、自分の間合いでボールを見極めてしっかりとスイングが出来る選手で、鋭いライナー性の打球だけでなく長打も放つことができる。
 技術とパワーを持ち合わせたところで見ていけば、横浜DeNAベイスターズの宮崎敏郎が完成形でイメージできる。球界屈指のヒットメーカーであり、長打力にも秀でている宮崎のように、打線の核となうような活躍を見せて欲しい。

 だが、そんな酒井に慢心は一切無い。U-15日本代表のチームメイトについても「みんながみんな打つので、とてもすごいと思った」と語り、周りから学ぼうとする姿勢も忘れない。
 来春からは、高校野球の世界にも飛び込んでいくが、酒井は高い目標を掲げて努力を続けていくことを誓う。

 「高校でも1年からベンチに入り、5期連続で甲子園に行きたいと思います」

 橿原ボーイズのチームメイトには、同じU-15日本代表に選出された岡西佑弥もおり、高め合う共でありライバルもいる。高校野球でも切磋琢磨を続け、甲子園を沸かせることができるか注目だ。

(記事=河嶋 宗一

関連記事
U-15日本代表で主将を任された岡西佑弥(橿原ボーイズ) 荻野や西浦など偉大なOBに続くことは出来るか?!
世代ナンバーワン左腕の呼び声もある西田稀士郎(佐賀フィールドナイン)体をしっかりと作り本格派左腕の道へ
橿原ボーイズの岡西、酒井がU-15で奮闘 古谷監督も「日本代表としてよくやってくれた」

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.03

【滋賀】近江、滋賀学園などが夏のシード権をかけた準々決勝へ!<春季県大会>

2024.05.03

【春季埼玉県大会】山村学園の打線が爆発!エース西川も好投!立教新座を一蹴し準決勝進出!

2024.05.03

【春季埼玉県大会】逸材揃いの昌平、埼玉栄との激戦を制しベスト4!四季連続の関東大会まであと1勝!

2024.05.03

【愛知】享栄が中京大中京に競り勝って8年ぶり8回目の優勝<春季大会>

2024.05.03

【春季埼玉県大会】花咲徳栄、投手陣の底上げに成功!中学時代から注目された左腕コンビの活躍でベスト4へ

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.28

【滋賀】滋賀学園、彦根総合が初戦を突破<春季県大会>

2024.04.28

【広島】広陵、崇徳、尾道、山陽などが8強入りし夏のシード獲得、広島商は夏ノーシード<春季県大会>

2024.04.28

【静岡】藤枝明誠、日大三島、浜松開誠館、静岡などが8強入り<春季県大会>

2024.04.28

【岡山】関西が創志学園に0封勝ちして4強入り<春季県大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>