左から田上遼平、浅倉大聖、壽田悠毅、吉田昌弘監督(世田谷西シニア)
愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで開催された「U-15アジアチャレンジマッチ2019」。侍ジャパンU-15代表は、11月24日のチャイニーズ・タイペイ戦で10対0の5回コールド勝ちを収めて5大会連続優勝を達成した。
今回、ジャイアンツカップ2019で優勝を果たした世田谷西シニアからは、田上遼平、壽田悠毅、浅倉大聖の3選手が選出され、コーチとしても吉田昌弘監督が6年ぶりに選出。計4名が日本代表のユニホームに袖を通し、ジャイアンツカップ優勝メンバーとしての実力を、遺憾なく発揮した。
チームのエースを務めていた田上は初戦と第3戦目に登板し、落ち着いた投球でチームの流れを作ると、第2戦目に2番・ショートで先発した壽田は堅実な守備力を披露。第3戦目では、浅倉が2安打4打点の活躍を見せて見事優勝に貢献。
3選手がそれぞれ役割を果たし、チームとしても充実の日本代表戦となった。
世田谷西シニアの吉田昌弘監督も選手たちの活躍には目を細め、このU-15日本代表での経験を高校野球にも活かして欲しいと笑顔で語った。
「3年間で最後にこんな良い経験が出来て、本当に彼らは幸せ者だなと思いますね。このチームはすごい仲が良くてまとまりがあるので、良い人間関係の中で野球が出来たと思います。
ここは本当に通過点なので、この経験を活かしてどんどん頑張ってほしいなと思いますね」
現在の高校3年世代のOBには、内海貴斗(横浜)や廣澤優(日大三)、佐藤英雄(日大三)など甲子園で活躍した選手も多く在籍していた世田谷西シニア。今年のチームからは高校野球界を沸かせる選手がどれくらい出てくるのか注目だ。
(記事=栗崎 祐太朗)