2017年ジャイアンツカップで優勝した佐倉シニアのOBたちの今!関東大会にも9人が出場
高校野球界で注目されるのが、中学硬式最高峰の大会ともいわれている「ジャイアンツカップ」優勝チームの主力メンバーのその後の進路と活躍状況である。これまでも、優勝メンバーたちは、名門校で下級生の頃からレギュラーになったり、甲子園で活躍したり、さらにはプロ入りを果たしている選手が非常に多い。
例を挙げれば、2011年ジャイアンツカップで優勝した「飯塚ライジングスターボーイズ」には、2014年夏の甲子園優勝投手となった福島 孝輔(大阪桐蔭–同志社大)がいた。さらに、2012年ジャイアンツカップ優勝の「湘南ボーイズ」には、小笠原慎之介(中日)など、2015年夏の甲子園優勝の東海大相模の主力選手が多数在籍していた。
また、2013年ジャイアンツカップ優勝の「枚方ボーイズ」には、九鬼隆平(福岡ソフトバンク)ら多数の主力選手が秀岳館に進み、2016年の甲子園では、二季連続の甲子園ベスト4を経験。
そして巨人期待の星・山下航汰(健大高崎出身)も「羽曳野ボーイズ」で、2015年ジャイアンツカップで優勝を経験をしている。
さて、今の高校2年生の世代でジャイアンツカップで優勝したのは、「佐倉シニア」である。ジャイアンツカップ優勝の主力メンバーのほとんどが強豪校で、現在、中心選手として活躍している。
当時の「佐倉シニア」の主な主力選手は以下の通り。
西川 僚祐(東海大相模)
■投手
諸隈 惟大(東海大相模)★
堀井 遥斗(習志野)★
■捕手
京極 塁(習志野)★
瀬川 悠人(霞ヶ浦)★
■内野手
度会 隆輝(横浜)
小澤 拓海(習志野)★
角田 勇斗(習志野)★
高田 海斗(市立船橋)
■外野手
西川 僚祐(東海大相模)★
古滝 友哉(健大高崎)★
高橋 雅也(習志野)★
(★マークは、秋の関東大会に出場したチーム)
習志野は二塁手・小澤 拓海、遊撃・角田 勇斗、中堅・高橋 雅也はチームの中心選手としてこの秋も活躍。また、堀井 遥斗も142キロ右腕へと成長した。
東海大相模はU-15代表にも選ばれた左腕・諸隈 惟大は、エース格に。西川 僚祐は高校通算51本塁打を記録し、現在の高校球界を代表するスラッガーへ成長した。
関東大会には出場できなかった横浜の度会 隆輝は、この世代を代表する内野手といってもいいだろう。
来年も高校野球を沸かせる活躍を見せてくれることを期待したい。