津田学園初の高校生本指名へ 大エース・前 佑囲斗が帰国後初のブルペン入り!
前 佑囲斗(津田学園)
19日、最速152キロ右腕・前 佑囲斗(津田学園)がプロ入りへ向けて改めて決意を語った。
念願だった高校日本代表に選出され、大会では3試合に登板した前。そこで感じたのは佐々木朗希、奥川恭伸の存在だ。
「研修合宿で2人を見て凄さを感じて、自分はまだまだと感じましたし、代表入りしてこの2人を見て、さらにストイックに取り組まないといけないと感じました。いつかはあの投手たちに追いつけるようになりたい」と決意した。
帰国後、甲子園、世界大会の疲労を取るために1週間、完全休養。18日から練習を再開し、取材日では帰国後初のブルペン入り。
「投げ方を忘れそうになるので、その感覚を取り戻す意味でも投げましたが、悪くなかったと思います」と手ごたえは感じている。そして9月12日、「日本で最もレベルが高い環境でやる覚悟はできた」とプロ志望届を提出した。
今後について前は「まだプロにいけるかはわかりません。もしその舞台で実現できれば、先発で活躍できる投手になりたい」と目標を掲げた。
佐川竜朗監督は「前は計画的に練習に取り組めて、その目標を達成して、入学当初、120キロ後半だった速球が152キロまで速くなりました。そして二季連続で甲子園出場に導き、エースと呼ばれる存在にまで成長しました。津田学園から育った選手でもあるので、ぜひ頑張っていただきたいです」とエールを送った。
高卒での指名となれば、育成入団の出口匠(元楽天)以来、4年ぶりの指名。そして本指名となれば津田学園初の高卒での本指名となる。
(記事=河嶋 宗一)