News

東練馬シニアと世田谷西シニアが「宿命」の決勝戦へ ジャイアンツカップも大詰め

2019.08.16

東練馬シニアと世田谷西シニアが「宿命」の決勝戦へ ジャイアンツカップも大詰め | 高校野球ドットコム
ライト中段へのホームランを放った浅倉大聖

 ジャイアンツカップ2019もいよいよ大詰めだ。16日に東京ドームで行われた準決勝では、世田谷西シニアと東練馬シニアが勝利して決勝進出を決めた。

 第1試合の世田谷西シニアと八王子シニアの対戦は、前日に悪天候のため試合途中で中止となった試合。この日は「特別継続試合」として、中断された3回裏の無死一、二塁の状態から再開された。
 4対1とリードした状況から再開となった世田谷西シニアは、4番の浅倉大聖がライトスタンド中断へ運ぶ本塁打を放つなど、その後も着実に追加点を重ねる。盤石の戦いを見せた世田谷西シニアは、9対2で八王子シニアを下して2009年以来10年ぶりの決勝進出を決めた。

 また東練馬シニアと浦和シニアの試合は、速球派右腕の前田尚哉の力投が光った。東練馬シニアの背番号1を背負う前田は、この日は最速137キロの直球を軸に浦和シニアを抑え込んでいく。
 打線も3番・小島慎也が4打数4安打の活躍を見せて打線の核となり、リトルシニア日本選手権の王者・浦和シニアを投打で抑え込んだ。試合は5対2で東練馬シニアが勝利し、これで昨年に続いて2年連続の決勝進出となった。

 試合後、東練馬シニアの徳元敏監督は、世田谷西シニアとの対戦を「宿命」と表現して、これまでしのぎを削り合ってきたライバルとの対戦に強い意気込みを口にした。

 「選手たちも『最後もやっぱりセタニシか』と言っていましたが、これまでも何度も対戦してお互いに手の内もわかっています。宿命の相手だと思うので、とにかく明日は勝ちたいと思います」

 決勝は、17日に東京ドームにて午後2時開始の巨人戦終了後に開始される予定だ。王者に登り詰めるのはどちらか注目だ。

 (記事=栗崎 祐太朗

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.21

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在33地区が決定、岩手では花巻東、秋田では横手清陵などがシードを獲得〈5月20日〉

2024.05.22

【愛知・全三河大会】三河地区の強豪・愛知産大三河が復活の兆し!豊川を下した安城も機動力は脅威

2024.05.22

【秋田】明桜と横手清陵がコールド勝ちで4強入り<春季大会>

2024.05.22

阪神・佐藤がフェンス直撃のタイムリー!昨日のHRに続き今日もバットで結果!再昇格へ連日アピール!

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.05.17

「野球部や高校部活動で、”民主主義”を実践するには?」――教育者・工藤勇一さん【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.5】

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.19

【東海】中京大中京がコールド勝ちで17年ぶり、菰野は激戦を制して23年ぶりの決勝進出<春季地区大会>

2024.05.20

【春季京都府大会】センバツ出場の京都国際が春連覇!あえてベンチ外だった2年生左腕が14奪三振公式戦初完投

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.05.21

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.29

【岩手】盛岡中央、釜石、水沢が初戦を突破<春季地区予選>