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谷沢、掛布、福浦…錚々たる顔ぶれが並ぶ習志野高校OB 現役選手は福浦を含めて3人

2019.08.13

 毎日、熱戦が繰り広げられている全国高校野球選手権大会(以下、夏の甲子園)。今春の選抜高校野球で準優勝を果たした習志野高校(千葉県)が、美爆音を背に受け初戦を突破した。

 その習志野高校OBの名前を見渡すと、現ヤクルトの監督であり1975年全国制覇の際のエースでもある小川淳司。「ミスタータイガース」こと掛布雅之(元・阪神)や名球会にも入っている谷沢健一(中日)と錚々たる顔ぶれが並んでいる。

 現役選手では昨シーズン2000本安打を達成した福浦和也(ロッテ)が、同校OBでは最も名が知れている存在だろう。しかし、そんな福浦も今シーズン限りでの現役引退をすでに表明している。その他にはどのような選手が現役でプレーしているのだろうか。

現役選手は福浦を含めて3人

谷沢、掛布、福浦…錚々たる顔ぶれが並ぶ習志野高校OB 現役選手は福浦を含めて3人 | 高校野球ドットコム
福浦和也(ロッテ)

 2019年シーズンNPB現役でプレーしている習志野高校のOBは、福浦をのぞくと2名しかいない。楽天の山下斐紹とロッテの古谷拓郎である。

 山下は2010年ドラフト1位でソフトバンクへと入団。高卒ということもあり、一軍デビューを果たしたのは3年目だった。その年は11試合に出場し打率.286(14打数4安打)の成績を残している。

 以降の飛躍に期待がかかったが、出番を勝ち取ることがなかなかできず苦しい日々が続く。2015年には登録名を「斐紹」に変更もした。しかし、ソフトバンクでは花開くことなく、2017年シーズン終了後に楽天へとトレードされた。同時に登録名を本名の山下斐紹に戻している。

 移籍1年目となった2018年は自己最多の43試合に出場。打率.198(90打数19安打)と結果を残したとは言い難いものの、プロ初本塁打も記録している。今シーズンも31試合に出場しており、2番手、3番手捕手を争っている。

 福浦と同じロッテに入団した古谷は、まだプロ1年目。高卒新人ということもあり、ここまでに一軍での出場はない。二軍では8試合で4勝2敗、防御率4.88と高卒1年目にしてはまずまずの成績と言っていい。なかでも24回を投げ、与四球が4個と制球の良さが光っている。順位が決まったあとであれば、1年目とはいえ一軍昇格があるかもしれない。

 このように山下と古谷には一軍での実績は皆無である。夏の甲子園で活躍する後輩たちの活躍を見て、奮起することに期待したい。

※数字は2019年8月13日終了時点

文=勝田聡

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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