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今年は高卒3年目の「1998年生まれ」の社会人投手5人衆に注目だ!

2019.01.13

今年は高卒3年目の「1998年生まれ」の社会人投手5人衆に注目だ! | 高校野球ドットコム
左:太田 龍(JR東日本)右:河野竜生(JFE東日本)

 今年は高卒3年目の社会人投手に期待だ。JR東日本は太田 龍投手(れいめい)、西田光汰大体大浪商)、山口裕次郎履正社)が注目されている。

 太田は190センチの長身から最速153キロを誇る大型右腕、西田は高校時代、プロ志望届を提出しながらも指名漏れ。だがこの1年で急成長。真っ向から振り下ろすフォームから140キロ中盤の速球、キレのある変化球を投げ分け、都市対抗でも活躍を見せた。山口は寺島成輝との2枚看板を組み、甲子園出場。北海道日本ハムから6位指名を受けたが、拒否をしてJR東日本に進んだ。だがこの2年間、不調で苦しんだ。山口は瞬間風速的な140キロ左腕ではなく、調子が良いときは140キロ中盤をたたき出していたので、復活して1年間活躍することを期待したい。

 他では東海理化の立野和明(中部第一)。今では最速150キロのストレートを投げ込み、期待のドラフト候補まで成長したが、2年秋まで無名。3年生になり球速が一気に上がり、140キロ台をマークするまでに。社会人では年々、レベルアップを果たし、昨年の12月ではJABA選抜としてウインターリーグにも参加した。

 JFE東日本の河野竜生鳴門)は最後の夏は選抜優勝の智弁学園を破など甲子園ベスト8まで勝ち進んだ河野はこの世代の社会人野球では最もエリートだろう。厳しい社会人野球の中でもメキメキと頭角を現し、昨年は日本選手権準優勝を経験。敢闘賞を受賞し、入社3年目となる今年はドラフト上位を目指す。

 高卒3年目の投手が期待を持てるのは久しぶりではないだろうか。逸材ぞろいが一挙プロ入りした1998年世代。今年は1998年世代の投手が社会人野球を熱くする。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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