東京代表が初練習!気持ち1つに、戦闘状態へ!
一礼する東京代表
キューバ遠征を実施している東京代表は現地時間16日、現地入り後初の練習を行った。
ここまでの流れを説明すると、15日19時前、キューバへ飛び立った東京代表。羽田を発ち、トロントを経由して、キューバの首都・ハバナに到着したのは現地時間16日の1時前。深夜に到着して、選手たちは8時に起床した後、散歩、朝食をとった後、10時前にホテルを出発して、練習場となったラテンアメリカーノ球場に向かった。
この日は体を慣らすという意味で、ランニング、ダッシュを念入りに行い、キャッチボール、トスバッティングと基本的なメニューが中心。昨日の雨の影響で内野グラウンドのコンディションが悪く、内野グラウンドでの練習は中止。打撃練習ができない制約があったが、それでもできることはやる。選手たちは芝がかかる外野で内外野ノックをこなした。前田監督は「芝が深い」と語るように、実際に外野に足を踏み入れると、深く生い茂っているところもあったり、短いところもある。つまりデコボコした状態となっており、各内野手は「イレギュラーばかりでほとんどが捕りづらい」と漏らしたが、それでも高い順応力でゴロを処理していた。
2時間余りの練習が終わり、前田三夫監督は選手たちを集め、ミーティング。
「戦闘モードになろう。相手はとにかく野球に飢えている。自分たちもそれに負けないよう、しっかりとやっていこう」と声をかけた。その後、小倉監督、和泉監督、市原監督も選手たちに訓示を行った。
キューバ連盟の役員によると、今回のキューバチームは11月末、パンアメリカン野球選手権大会に出場した代表メンバーがほぼ出場するという。父がキューバリーグで活躍した二世選手や96マイルの速球を投げる投手もいるようだ。
前田監督は「練習前に監督会議に参加させていただきましたが、相手の監督さんは自信満々で気合がみなぎっている印象を受けました。キューバの人々は野球を誇りに思っていて自信があるので、それに負けてはいけない」と相手の気持ちに負けず、自分たちの野球に徹し、力を出し切ることの重要性を説いた。
昼食後の自由時間では選手たちは1時間ほど自主練習。宿舎近くの広場では素振りを繰り返し、ホテル内に設けられているフィットネスルームでは、投手がトレーニングする姿があった。懸命に素振りをしていた藤波 怜央(帝京)は「せめて振る感覚だけは養おうと思いました。素振りをしただけでもだいぶ違いましたので、明日はぶっつけ本番ですが、しっかりとやっていきたいです」と意気込んだ。
練習に取り組む井上広輝(日大三)
また投手の井上広輝(日大三)は「移動もあって、体のキレが鈍っていたので、ダッシュ中心のメニューに取り組みました。エアロバイクをこいで、だいぶ良くなったと思います。ホテル内にこういう施設があり、非常に恵まれていると思います」と笑顔を見せた。
ストイックな姿勢で準備する東京代表の選手たち。5連戦の命運を握る第1戦は現地時間17日の14時よりラテンアメリカーノ球場にて行われる予定だ。
高校野球ドットコムでは、キューバでの全5試合のレポートをはじめ様々なコンテンツを配信予定!お楽しみに!
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2018年 キューバ海外遠征 親善高校野球試合(日本人キューバ移住 120周年記念事業)
キューバで奮闘する若き侍たちにエールを送ろう!!