左のエース・中村 晃太朗(東海大菅生)が5回一死まで無安打!自分の投球スタイルで勝負できた!
中村 晃太朗(東海大菅生)
左のエースが安定感抜群のピッチングを見せている。中村晃太朗(東海大菅生)は日本大学1年生相手に好投を見せた。1年生とは言え峯村貴希(木更津総合)、津原瑠斗(日大三)といったリーグ戦に出ている選手たちにも臆することなく、自分のピッチングを披露した。
150キロを計測した赤星優志のピッチングを見て、「すごいなと思いました。でもそれはできないので、自分のピッチングをしようと思いました」とコントロール重視のピッチング。常時130キロ台のストレートは回転数が高く、大学生相手にも空振りが奪えた。ただストレートのコントロールが良くないとみて中村は捕手の小山 翔暉と相談し、配球パターンを転換。
スライダーだけではなく、100キロ台のカーブ、120キロ台のチェンジアップを駆使して、5回一死まで無安打のピッチング。その後、内野ゴロで1点を失い、5回1失点でマウンドを降りたが、「もっと長いイニングを投げられました」というほどスタミナは満ち溢れていた。
中村は「チェンジアップで打ち取る投球をテーマにしていたので、それができて良かったと思います」とピンチの場面でチェンジアップで内野ゴロに打ち取った投球を会心のピッチングに挙げていた。
キューバ打線について「とにかく振ってくる打線だと思っています。自分のチェンジアップがどこまで通用するか楽しみです」と対戦を心待ちにしていた中村は、意気込みを問われると、
「キューバ遠征はなかなか経験できないことだと思うので、自分の野球人生にプラスになればよいと思います」
これまで国際球に苦労していた中村だが、登板を重ねるごとにフィットしてきた。左のエースとして首脳陣から高く期待される中村はキューバの地で躍動するのか。