News

森木 大智(高知中3年)高知高校紅白戦に初出場 !投打守で早くも躍動!

2018.11.27

制限しつつも潜在能力の高さを見せる!

森木 大智(高知中3年)高知高校紅白戦に初出場 !投打守で早くも躍動! | 高校野球ドットコム
森木大智(高知中)

 今年3月の「第9回文部科学大臣杯全日本少年春季軟式野球大会」と8月の「第40回全国中学校軟式野球大会」で史上3校目となる中学軟式野球春夏連覇を達成した高知中のエースを張り、8月2日には中学球児史上初の最速150キロをマークした森木 大智(高知中3年・投手兼遊撃手・184センチ81キロ・右投右打)が11月25日(日)・高知高校の紅白戦に高知中3年の主力選手数人と共に初出場した。

 これはすでに森 曉・高知中学高等学校長が同一校長を務める高知高校への内部進学が決定している森木選手が日本高野連の2003年通達に従い、保護者からの同意書提出を経た上で高知中の公式戦終了後から高校野球部の練習に参加していること。加えて高知高校の2018年の公式戦・練習試合日程が11月23日(金・祝)・24日(土)開催の「高知県高校野球学校対抗戦」によって全て終了したことによって実現したものである。

 紅白戦前の体力測定では、メディシンボール投げ14メートル(高校野球部員含めてトップタイ)、三段跳びは高校野球部員含めて1位となる8メートルと身体能力の一端を示した森木選手は、「4番・投手」で先発した紅白戦でも高い適応能力を発揮。3イニング限定のマウンドでは2回表一死二塁から暴投が三塁側ベンチに飛び込む不運な形で1点を失うも45球を投げ被安打1・無四球で4奪三振と現時点でも高校レベルで通用する右腕であることを証明した。

森木 大智(高知中3年)高知高校紅白戦に初出場 !投打守で早くも躍動! | 高校野球ドットコム
打点もマークした森木大智(高知中)

 その中で球速も「ほとんど抜けていたし、まだリミッターをかけている」(濵口 佳久監督)中でも最速141キロをマークし、変化球もブルペンからカーブ、ツーシーム、スプリット、チェンジアップ、カット系も含めたスライター2種類。さらに菅野 智之(読売ジャイアンツ)の十八番であるワンシームも披露し、フォームも時にスリークォータ-気味に投げるなど「高校入学まではいろいろと試して一番合う投げ方を見つけたい」探究過程の一端を垣間見せている。

 また、打撃では1打席目に無死三塁から強い遊撃ゴロを放って打点をマークすると、二死二塁で回ってきた2打席目では「前の打席ではポイントが後ろに行っていたので、前でさばくことを意識して」三塁線を強烈に破る適時二塁打。さらに試合終盤についた遊撃手でも三遊間深いところから一塁へのジャンピングスローを試みるなど、投手・打撃・守備の全てて躍動感を示した。

森木 大智(高知中3年)高知高校紅白戦に初出場 !投打守で早くも躍動! | 高校野球ドットコム
高い目標に向かって森木大智の歩みは止まらない!

 なお、今後の森木投手は高知県選抜のベスト4進出に貢献したことで、当初12月に参加が見込まれていた「第18回全国中学生都道府県対抗野球大会in伊豆(M号球使用)」選抜チーム台湾遠征には優勝した宮崎県選抜チームの単独参加が決まったため参加せず。引き続き高知高校の練習に参加しながら来年4月入学式後の高校試合デビューに備える予定。「リミッターを解除したら4・5月には145キロは出ると思う」と中学時代の森木選手を直接指導した指揮官も太鼓判を押す大器は「投げては165キロ・打撃では高校通算50本塁打。そして数多くのポジションを守れる」究極の高校球児を目指し、硬式球の世界でさらなる探究を深めていく。

*12月中には「ネクスト球児」にて森木 大智投手の独占インタビューも公開致します。こちらもどうぞお楽しみに!

(記事=寺下友徳

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.16

涙の甲子園デビューから大きくレベルアップ!前橋商の192センチの剛腕・清水大暉は、高速スプリットで群馬県大会19回1失点、22奪三振の快投!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.05.16

【2024年春季地区大会最新状況】全道大会は出場校決定、関東と東海は18日に開幕

2024.05.16

U-18代表候補・西尾海純(長崎日大)、甲子園で活躍する幼馴染にむき出しのライバル心「髙尾響には負けたくない」

2024.05.16

【秋田】秋田修英と秋田工が8強入り、夏のシードを獲得<春季大会>

2024.05.15

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.13

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在29地区が決定、愛媛の第1シードは松山商

2024.05.14

大阪体育大の新入生に兵庫大会8強の145キロ右腕、金光大阪の1番センター、近大附の4番打者など関西地区の主力が入部!

2024.05.16

【宮城】仙台一、東北、柴田、東陵がコールド発進<春季県大会>

2024.05.12

学法石川の好捕手・大栄利哉が交流戦で復帰! 実力は攻守ともに世代トップクラス!身長200センチ右腕を攻略し、完封勝利!

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?