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西武・松井稼頭央が去りPL戦士は残り6名に

2018.10.25

 10月21日、パ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージでソフトバンクが西武を下し、2年連続18回目の日本シリーズ出場決めた。レギュラーシーズンで優勝した西武は無念の敗退となった。と同時に松井稼頭央の現役最後の試合となってしまった。松井稼頭央は背番号と同じ7度の胴上げをされ、現役生活に別れえを告げたことになる。

PL学園OBの松井稼頭央

西武・松井稼頭央が去りPL戦士は残り6名に | 高校野球ドットコム
松井稼頭央さん

 その松井の出身は大阪府の名門でもあるPL学園だ。

 近年は大阪桐蔭が高校野球界で頂点に立っていると言っても過言ではないが、一昔前はPL学園がそのポジションに立っていた。

 「KKコンビ」と称された桑田真澄清原和博のふたりが2度の全国制覇。その後、立浪和義野村弘樹らで春夏連覇を達成するなど、高校野球界を牽引してきた。また、多くのプロ野球選手を輩出しており、松井もそのひとりだった。

 しかし、度重なる不祥事があり2016年夏をもって廃部。今後、復活する可能性ももちろんあるが、現時点でそのメドは立っていない。

 現時点で最後の代はまだ大学3年生だ。あと数年の猶予はあるものの、プロ野球選手の輩出も近い将来には絶たれてしまう。

福留らPL戦士は残り6名

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高校時代の吉川大幾

 松井の引退でひとりPL戦士が減ったわけだが、現時点での現役戦士は福留孝介(阪神)、今江年晶(楽天)、前田健太(ドジャース)、小窪哲也(広島)、吉川大幾(巨人)、緒方凌介(阪神)と6人のみ。

 福留はすでに41歳とベテランの域に達している。来シーズンは現役続行となるが、1年1年が勝負となるはず。

 今江も35歳と中堅からベテラン扱いされる年齢だ。今シーズンも主力として活躍しているが、衰えが見え隠れする時期でもある。そこを乗り越え引退した松井や福留のように40歳を超えてプレーすることに期待したいところ。

 

(記事=勝田聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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