奥川恭伸(星稜)が最速149キロを軸に無失点!上々の国際大会デビュー!
奥川恭伸(星稜)
奥川恭伸(星稜)が上々の国際大会デビューだ。
香港戦の4回表に登板した奥川は、永田監督から「ストレートで押していけ!」と直球勝負。常時145キロ前後で、最後の打者には自己最速に1キロに迫る149キロのストレートで空振り三振を奪った。奥川のピッチングに対し、永田監督は「非常に良かった」と高く評価したが、奥川は「甲子園に近いストレートは投げられていますが、まだ、140キロ中盤のストレートが当てられていることが反省点です」と初安打を許したことを悔やんだ。
奥川は「140キロ後半のストレートを投げられても、しっかりと指にかかっていない。空振りが奪えるストレートを投げられることが理想です」と語る。そのためにフォーム、体の柔軟性が大事だと考えている。
「やはり先輩たちと比べてみて自分が足りないのは柔軟性の部分。ウエイトトレーニングで筋力をつけることも大事なんですけど、体の柔軟性を身に付け、そこをフォームに生かせるかが大事だと思います」と、先輩投手から大きな影響を受けている。
また、奥川と同世代である台湾・陳柏毓が最速148キロを投げ込んだ。奥川は「国際大会を経験していなかったら、そういう世界の選手たちを知ることができなかった。とても有意義な経験だと思います」とコメント。
自身の投球で感じたこと、素晴らしい先輩からの影響、世界の同学年のライバルたちの活躍はすべて奥川の血肉になっている。来年の世界大会でエースとして戻ってこれるために、奥川の修業はなおも続く。