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大谷翔平がメジャー初登板初勝利!安定感が出たフォームに注目!

2018.04.02

大谷翔平がメジャー初登板初勝利!安定感が出たフォームに注目! | 高校野球ドットコム
大谷翔平選手(写真は日本ハム時代)

 大谷翔平投手がアスレチックス戦でメジャー初先発。6回を投げて6奪三振、3失点の好投で、初登板初勝利を果たした。

 オープン戦とは別人だった。オープン戦の防御率27.00。もちろんオープン戦の防御率は参考記録といえど、打ち込まれる姿を見て不安を感じたファンは多かったはず。それでも、初登板の投球はそれまでの不安を一掃させる快投だった。

 初回に最速160キロを計測したストレートとスプリット、スライダーのコンビネーションで三者凡退。2三振を奪う上々の立ち上がりをみせる。2回裏、逆転3ランを打たれてしまうが、味方打線が逆転した後は安定感抜群の投球。2回以外、安打を許さない投球で、6回3失点6奪三振。初登板でクオリティスタートを達成した。

 この日、大谷の自慢のストレートの平均球速は97.8マイル(約157.4キロ)。140キロ台のスプリットは打者の手元で鋭く落ち、130キロ前半のスライダーもまだ抜け球になっているのが気になるが、しっかりとコーナーに決まったときのスライダーは空振りも奪った。さらに目先を変えるカーブもしっかりとアクセントが効いていた。

 自分にとって良い投球フォームで投げることを重要視している大谷は、オープン戦の時と比べて、体全体の動きに安定感が出てきた。渡米直後から続けてきたフォーム固めが開幕になってやっと自分のものとなった。

 思えば大谷が高校3年生だった2012年から、メジャーでの活躍を思い描き、引退してからも高い意識を持って取り組んできた。正捕手だった佐々木隆貴は、当時の大谷の姿勢についてこう評している。
「最後の夏が終われば、遊びたくなるじゃないですか。自分も遊んでいました。でもあいつは違うんですよね。引退後も毎日グラウンドに顔を出し、後輩と同じメニューに参加することもありました。現役と同じ緊張感で練習をしているんです。そこがすごいなと。それができるのは僕たちとは目指すものが違うからでしょう」
 これ以上ないスタートを切った大谷翔平。全米、そして世界のMLBファンを沸かせる快投がみせられるか、楽しみだ。

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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