試合レポート

星野vs昌平

2017.09.24

クリーンアップの仕事!同点打の直後に逆転打で鮮やか逆転!

星野vs昌平 | 高校野球ドットコム
同点のホームイン

 星野昌平の一戦。まずは初戦を突破したい両校にとって大事な試合。星野の先発は後藤、昌平の先発は左腕・米山でスタートした。

 まず先手をとったのは星野。1回表、4番・村西のラッキーなポテンヒットなどで二死二、三塁のチャンスを作ると、ここで5番・中田の一ゴロが内野安打になり二者が生還。ラッキーな形で2点を先制した。

 負けていられない昌平はその裏。1番・佐々木涼がセンターへのクリーンヒット。2番・廣田がバントで形を作り、3番・比嘉蓮はセカンドゴロで進塁打。二死ながら追撃のチャンスを作り、流れを渡さないためにも一打がほしい場面。ここで打席に立った4番・谷口が中軸の仕事をする。逆らわないバッティングで右方向へ持っていき、これがタイムリーヒットとなり1点を返す。

 4番・谷口の勝負強さは止まらない。3回裏に二死から3番比嘉蓮がフォアボールで出塁。比嘉蓮はその後盗塁成功で二塁へ進塁し、得点圏にランナーを置く場面となったところで、谷口がレフトで運び、二塁走者の比嘉蓮は一気に本塁突入。クロスプレーは間一髪セーフとなり同点となった。昌平スタンドが大きく湧き、興奮冷めやらぬ雰囲気の中、打席に立った5番・福地が初球を強く振り抜き、右中間を真っ二つ。谷口が一塁から生還し、逆転に成功した。

 ここから試合が動いていくものかと思われたが、両軍投手陣が粘りを見せ、なかなか得点が刻まれない。特に昌平の先発、米山は初回に不運な形で得点を許してからは、しっかりと安定した投球を見せ、星野打線を翻弄。8回にはピンチを背負ったが、三振に斬って取るなど、決定的な一本を許さなかった。

 結局、3回裏に4番・谷口、5番・福地の連打で逆転した攻撃が勝負を決したこととなった。
勝った昌平は3回戦へと進む。

(文・写真=編集部)

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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