「捕手ボーク」って何?今大会でも実際にあった見落としがちなルール
「捕手ボーク」って何?
サヨナラボークと言えば、1998年8月16日に[stadium]甲子園[/stadium]で行われた第80回全国高等学校野球選手権大会・2回戦、豊田大谷と宇部商の試合を思い出す人もいると思います。実は、今年の徳島大会1回戦、徳島城東vs阿波(2017年07月15日)の試合でもサヨナラボークがありました。
九回の裏、1死三塁とした徳島城東の攻撃で阿波が選んだ策は敬遠。その為、村田和至捕手(1年)がキャッチャーボックス外出た状況で吉本健人投手(3年)が投球をしました。岡田正幸球審は、ボークを宣告。三塁走者の中西雄大が生還し、徳島城東のサヨナラ勝ちとなりました。
※試合詳細は観戦レポートにて「阿波、痛恨の「敬遠時サヨナラ捕手ボーク」を考察する」
公認野球規則では下記のように定められています。
公認野球規則
6.00反則行為
6.02投手の反則行為
(a)<8.05>ボーク
塁に走者がいる場合は、次の場合ボークとなる。
(12)故意四球が企図されたときに、投手がキャッチャースボックスの外にいる捕手に投球した場合。
【注】”キャッチャースボックスの外にいる捕手”とは、捕手がキャッチャースボックス内に両足を入れないことをいう。したがって、故意四球が企図されたときに限って、ボールが投手の手を離れないうちに捕手が片足でもボックスの外に出しておれば、本項が適用される。
大会で適用されるのは、数十年に1度かもしれません。しかし、そのルールで勝敗が左右することがあります。今回の捕手ボークも、もしかしたら他の野手が事前に一言伝えられたかもしれません。プレーヤーの皆さん、公認野球規則を是非一読してみてはいかがでしょうか?
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