センバツ出場校発表まであと5日!毎年混戦となる近畿地区の有力ポイントは?【西日本編】
西日本は近畿、中国・四国、九州地区、それぞれの選考で見所あり!
森田輝(上宮太子)選手
いよいよ27日の選抜出場校発表日まであと5日と迫った。前回は東日本で出場が有力なチームを紹介したが、今回は西日本での出場が有力なチームを紹介していきたい。
【近畿地区 出場枠:7】
優勝:履正社
準優勝:神戸国際大附
ベスト4:大阪桐蔭
ベスト4:滋賀学園
ベスト8:智辯学園
ベスト8:報徳学園
ベスト8:上宮太子
ベスト8:奈良高田商
履正社が神宮大会で優勝したことで、従来の6枠に神宮枠1つが加わる。まず近畿大会ベスト4の4校はほぼ当確。そして残り3チームは、準々決勝で大阪桐蔭に4対6の接戦を演じた智辯学園、同じく準々決勝で滋賀学園相手に0対1と好勝負を見せた報徳学園の2校は、試合内容を評価されて、選出される可能性は高い。そして最後の7枠目は、準々決勝で敗れた上宮太子と奈良高田商のどちらかに絞られそうだ。大阪府の履正社、大阪桐蔭が先に選出されると、『通常枠での同一都道府県からの出場は2校まで』という規定(※21世紀枠は別)があり、このルールに則るならば、奈良高田商が有利な状況となる。だが、今年は近畿7枠とこれまでにないケースが発生したため、激論が予想される関東・東京枠同様、最後まで分からない地区といえそうだ。
【中国・四国 出場枠:5】
中国優勝:宇部鴻城
中国準優勝:市立呉
中国ベスト4:創志学園
中国ベスト4:鳥取城北
四国優勝:明徳義塾
四国準優勝:帝京五
四国ベスト4:英明
四国ベスト4:済美
中国と四国は優勝校、準優勝校はほぼ当確で、最後の5枠目の選考に注目が集まる。5枠目は中国、四国の3枠目のどちらかが選ばれる。試合内容を振り返ると中国地区は、鳥取城北、創志学園の比較になり、優勝した宇部鴻城と2対3の接戦を演じた創志学園が有利な状況だ。
四国地区は準決勝敗退の英明と済美の比較になるが、準優勝の帝京五に3対5の接戦を演じた英明の方が試合内容と地域性を評価して、有利という見方がある。
【九州 出場枠:4】
優勝:福岡大大濠
準優勝:東海大福岡
ベスト4:熊本工
ベスト4:秀岳館
ベスト8:鹿児島実
九州大会で優勝した福岡大大濠、準優勝の東海大福岡はほぼ当確。ベスト4はともに熊本のチームが残ったが、ここまでの勝ち上がり状況を振り返っても、有利な状況だ。しかし、準々決勝で優勝した福岡大大濠に0対2と接戦を演じた鹿児島実も選出される可能性を残している。こちらも最後まで分からない地区となっている。