大谷翔平、パ・リーグMVP受賞し「３冠」達成！球界を席巻する大谷世代に注目！

大谷翔平、パ・リーグMVP受賞！球界を席巻する大谷世代に注目！

　11月28日、2016年シーズンのMVPが発表されました。
パ・リーグは北海道日本ハムファイターズの大谷 翔平選手！セ・リーグは広島カープの新井貴浩選手が受賞しました。大谷選手は、チームが日本一となった大きな原動力としての投打にわたる活躍が評価され、ベストナインダブル受賞に引き続きの受賞となりました。

　高校野球ドットコムでは今年、大谷翔平特集と銘打ち様々な角度からその能力の高さとそれを磨くための意識の高さ、知識欲の深さについて検証。大谷選手自身へのインタビューはもちろん、花巻東時代の相棒・佐々木 隆貴選手にもお話をうかがうなど内容は盛りだくさん！高校時代のお宝ギャラリーももちろんあります。

　また、どんな道具を使っているの？どうしたらそんなに体を大きくできるの？球を速くするには？などなど、多くの球児たちからの質問の声がひっきりなしに届いています。過去インタビューを参考にしてみるのはいかがでしょうか。
とはいえ、まだまだ進化を続ける大谷選手。これからもどんな選手となっていくのか、目が離せませんね。さてその大谷選手は1994年7月5日生まれ。この世代、とんでもない選手ばかりが集まっています。まず大谷投手ととともにドラフトの目玉として注目されて、春夏連覇に貢献した大エース・藤浪晋太郎投手（大阪桐蔭-阪神）は、今季7勝止まりでしたが、通算42勝を上げており、やはり同世代の投手の中ではずば抜けていますね。

　そして今年まで大谷選手と藤浪選手が話題の中心でしたが、同世代の野手たちが伸びてきました。まず光星学院の三季連続甲子園準優勝に貢献し、千葉ロッテの田村龍弘捕手（光星学院）は、今季、自己最多の130試合に出場し、緻密なリードと正確な送球技術で千葉ロッテ投手陣をけん引し、見事にベストナインを受賞しました。まだ22歳ながら順調に千葉ロッテの正捕手の道を歩んでいます。その田村とともに高校時代、クリーンアップを打ち、3年夏の甲子園で4本塁打を放った北條史也（阪神）選手も、今年、一軍で活躍。今季122試合に出場し、5本塁打、33打点、打率．273と来季の飛躍につながる活躍を見せてくれました。球団からの期待も高く、来季、さらに数字を上積みができるか期待されます。

　最後に紹介したいのが、広島東洋カープの鈴木誠也選手（二松学舎大附出身）。広島に2位指名を受けましたが、実はソフトバンクが東浜巨を外せば、外れ1位に挙げられていたほどの逸材でした。その鈴木は順調にステップアップし、今年は129試合で、29本塁打、95打点、打率．336と大ブレイクを果たし、さらに今月行われた侍ジャパンの強化試合でもオランダ戦で満塁本塁打を放ち、日本のプロ野球ファンの注目度はますます上がっています。今年、ベストナインも受賞し、充実したシーズンを送ることができました。名前を挙げただけでもワクワクする選手たちばかり。これほど高卒で人材が集まった世代もなかなかないだけに黄金世代として注目を浴びていくことでしょう。

　また今年はドラフトの目玉で最速156キロ右腕・田中正義（創価大）がソフトンバンク入り。大学で腕を磨いてきた同世代たちがプロ野球界に飛び込みます。来年以降、大谷世代が今年以上に球界を盛り上げることは間違いないでしょう。