スーパールーキー根尾 昂(大阪桐蔭)香川でベールを脱ぐ!
スーパールーキー根尾 昂(大阪桐蔭)香川でベールを脱ぐ!
根尾昴投手(大阪桐蔭)
岐阜・飛騨高山ボーイズでは中学3年にして最速146キロをマーク。大阪桐蔭(大阪)進学後もデビュー時期に注目が集まっていた根尾 昂(ねお・あきら、176センチ74キロ・右投左打)が6月18日(土)香川県高松市にあるレクザムスタジアムで行われている「平成28年度香川県高等学校野球連盟招待試合」対小豆島戦で高校野球デビューを飾った。
0対0で迎えた4回表一死満塁のピンチ。最も緊迫した場面で先発の岩本 悠生(3年・左投左打・180センチ74キロ・京築ボーイズ<福岡>)からマウンドを引き継いだ根尾は、初球いきなり「145キロ」を出してレクザムスタジアムの観衆をどよめかせると、二死満塁から暴投で1点を失った後も常時140キロ前半のストレートで押しながら、120キロ台中盤のスライダー、110キロ台のカーブも織り交ぜて、センバツ21世紀枠小豆島打線に対峙。6回表には一死から連打を食らうも巧みな二塁けん制で両走者を刺すクレバーさも見せた。
結局、根尾はこの小豆島戦で7回表終了までの3回3分の2を投げ、打者13人に対し被安打4・奪三振7・無四球で失点・自責点共に0。高校デビュー戦としては満点の投球内容だった。
なお、試合は6対4で11安打を放った大阪桐蔭の勝利。5回裏に同点、6回裏に2点を勝ち越した大阪桐蔭が3対1でリードするも、小豆島が8回裏に二死からの死球後4連打で同点。
ただし8回裏に大阪桐蔭が再び3点を勝ち越し、小豆島に計12安打を浴び最後は二死満塁のピンチを背負いながらも逃げ切った。午前中の第1試合では大阪桐蔭が大手前高松に10対4で勝利している。
文:(寺下 友徳)