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寒暖の差に気をつけよう

2016.04.22

寒暖の差に気をつけよう

寒暖の差に気をつけよう | 高校野球ドットコム

上着をうまく活用して身体を冷やさないようにしよう

 日中は汗ばむほどの陽気でも、夕方から夜にかけて急に冷え込むことの多いこの時期には、風邪などをひかないよう体調管理をすることが大切です。運動をしていると身体は温まり、汗をかきますが、一度運動の強度が下がってしまったり、練習が終わったあとなどは知らず知らずのうちに汗が蒸発して体温を奪い、身体を冷やすことになってしまいます。汗をかいたらすぐにタオルなどで拭き、濡れていないウエアに着替えることはもちろんですが、練習後に汗をかいた状態で屋外に長くいることは避けましょう。

 温かい風であっても身体にとっては汗を蒸発させ、体温を奪うものです。1mの風速で体感温度は1℃下がると言われており、やや強めの風(5m~)が吹いているだけで体感温度は5℃程度、強風下(10m~)では10℃近く下がると考えられます。身体を動かしているときは発熱を発散させるために薄着であっても構いませんが、後で身体が冷えないように上着を準備しておく必要があるでしょう。風を通さないウインドブレーカーがスポーツに適しているのは、こうした風の影響を受けにくいことが挙げられます。

 帰宅後、就寝するときのウエアについても身体を冷やさないように心がけましょう。特に半袖・半ズボンの薄着で寝てしまったり、疲れのあまり布団に入らずにソファーや床などで寝てしまったりすると体調を崩す原因となります。特にお腹を冷やした状態で寝てしまうと、腹痛や下痢などを引き起こしやすくなるので、お腹周りは冷やさないように特に注意しましょう。また寝る前に冷たい飲み物を飲み過ぎないことも大切です。

 喉に痛みがある場合、乾いたタオルなどを首に巻いて保温しながら寝るようにすると、痛みの軽減が期待できます。気温差は意外と身体に負担をもたらすものですので、体調を崩さないよう普段の生活習慣から予防できることを行うようにしましょう。

文:西村 典子
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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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