日章学園vs宮崎工
延長15回、3時間14分の死闘!決着は再試合へ
桝田(宮崎工)
好投手を擁して、ノーシードから勝ち上がってきたチーム同士の準々決勝。
初回に日章学園が4番黒木の中越適時二塁打で先制すると、続く5番山崎翔の内野ゴロ間に2点目をあげる。
日章学園は、エース徳丸が評判通り、持ち味を存分に発揮。
5回まで被安打1でベストピッチングをみせる。
完全に日章学園のペースだった。
しかし、6回表、宮崎工はマウンドにエース桝田があがった。
その裏、宮崎工は3番﨑山の犠飛で1点を返すと、7回裏に7番小倉の左越適時二塁打で同点に追いつく。
我慢が続いていた宮崎工が、息を吹き返した!
その後、両者譲らず延長戦へ。
延長に入ってからも、徳丸(日章学園)と桝田(宮崎工)の両エースが意地を張り合う!
むしろ、徳丸は延長に入ってからギアが上がったかのように、キレ味鋭い魂がこもったスピードボールを投げ込んだ。
延長10回から15回まで、被安打0、四死球0。
出塁を許したのは、味方内野手のミスによる一人のみ。
日章学園としては、早めに援護したいところであったが、延長11回・14回の二死満塁のチャンスも、あと1本が出なかった。
桝田(宮崎工)も、6回から延長15回まで、圧巻のピッチングで0行進。
両エース、両全選手が死力を尽くしきった戦いだった。
決着は再試合へ持ち越しとなり、10月5日(月)10時から[stadium]KIRISHIMAひむかスタジアム[/stadium]で、両校が再び顔を合わせる。
(写真・文=三角 竜之)