【秋季東京都大会】いよいよ東京本大会開幕!
東海大菅生 歓喜の輪!
■【秋季東京都大会】いよいよ本日開幕!
ついに本日10月10日東京都高校野球大会が開幕!
今日は4会場で計8試合が行われる予定だが、高校野球ドットコムではこの8試合をすべてレポート配信予定! センバツを目指す各校の選手たちの熱い戦いぶりをお伝えしていきたい。
また早稲田実業vs都立小平の一戦は速報も!
注目の、ブロック予選本塁打3本の清宮 幸太郎選手の打席模様を中心に両校の戦いぶりに迫る。
センバツがかかった東京都高校野球大会。ここ3年で東京都を制したチームの勝ち上がりを振り返っていきたい。
まず2012年、初優勝した安田学園は守備の堅さだけではなく、かなり戦略的な野球をするチームで、突出した力を持った選手がいないチームはどんな戦い方をすればよいのかを示してくれるチームであった。
準々決勝で佼成学園をコールド勝ち、準決勝では日体荏原を打撃戦の末、破ると、決勝の早稲田実業戦では2回表に、早稲田実業の守備陣の隙をついて、スクイズと相手野手のミスで2点をもぎ取ると、4回裏に1点を取られたが、しつこく攻める早稲田実業の攻めをしのぎ、見事に優勝を決めた。
そして2013年優勝の関東一も、守りで勝負するチームだった。1回戦の駒込戦では1対3の2点ビハインドの8回裏に逆転に成功し、苦しみながら初戦突破を決めると、その後は安定した試合運び。
決勝進出まで完封勝利3回を記録するなど、堅い守備で勝ち上がってきた。
そして決勝は日大三を9対3で破った二松学舎大附との大接戦。
延長10回裏に7対6で二松学舎大附を破り、2年ぶりの優勝を果たした。
関東一といえば強打と機動力で勝負するが、この年は夏まで守備力の高さで勝負していた。
ちなみに今年のドラフトの目玉であるオコエ 瑠偉は、当時はまだベンチ外。1年生で活躍する選手が多い中、俺も負けていられないという思いで彼が「本気」になっていった時期でもあった。そういう意味でも、この年、関東一が優勝したのは大きな出来事であったのだ。
そして前年度の2014年は東海大菅生が投打の柱・勝俣 翔貴選手の活躍を見せ、勢いよく勝ち上がった。
1回戦で強豪・國學院久我山と対戦。勝俣が豪快な本塁打を放ち、そして投げては1失点完投。この勝利でチームは一気に勢いにのり、強豪を次々と撃破。
準々決勝では帝京に4対2で競り勝ち、そして準決勝では4対1で法政大高を破って決勝に進出すると、決勝戦の二松学舎大附戦で1対2の1点ビハインドだったが、8回裏に逆転に成功し、最後は勝俣が抑えて見事に優勝を果たした。
安田学園は戦略、関東一は守備、そして東海大菅生は個人技とそれぞれの特性を持ったチームが優勝を果たしている。
今大会も絶対的な優勝候補はいない。どんな個性を持ったチームが頂点を勝ち取るのか、とても楽しみである。
センバツ、そしてその後の成長がかかった東京都本大会。ぜひ球児たちの熱い戦いに注目してほしい。
■今大会の展望コラムはこちら
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■ 東京都の主な注目選手
清宮 幸太郎(早稲田実業)
大江 竜聖(二松学舎大附)
伊藤 壮汰(東海大菅生)
坂倉 将吾(日大三)
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