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【プレイバック8月17日】魔物が笑った日

2015.08.17

【プレイバック8月17日】魔物が笑った日 | 高校野球ドットコム

これまでの8月17日を振り返る!

【プレイバック8月17日】魔物が笑った日

 8月17日はパイナップルの日。817の語呂合わせですが、まさに旬の時期でもあります。トロピカルフルーツを食べて、夏気分を盛り上げるのも良いかもしれません。
またこの日は、1948年に日本プロ野球史上初めてナイターが行われた、プロ野球ナイター記念日でもあります。パイナップルを食べながら、ナイター観戦をするのはいかがでしょうか?

 さて、高校野球で注目したいのは、2006年。数々の勝負が生まれた第88回大会の、準々決勝智辯和歌山vs帝京といえば、ピンとくる方も多いかと思います。土壇場での大逆転劇が同じ試合で2度も起こった日なのです。

 試合は7回を終了した時点で、8対2と智辯和歌山が大量リード。8回表に帝京は2点を返しその裏を抑え、9回の攻撃に望みを託します。
4点差で迎えた9回表。帝京は二死一二塁から4連打で1点差まで迫ります。そして当時1年生、現在北海道日本ハムファイターズで活躍中の杉谷 拳士選手の2点タイムリーで逆転。さらに3ランを放つなど、試合をひっくり返すどころかこの回なんと8点を挙げ、12対8とリードを奪います。

 土壇場での大逆転劇。名門・帝京の底力を見せ付けられ、普通ならば、相手は意気消沈してしまうものです。ところが、この日の対戦相手はこちらも百戦錬磨の智辯和歌山。試合はこれで終わりません。
9回裏、智辯和歌山は総力戦でもう投手として登録した選手がいなくなった帝京を攻めたてます。連続四球でランナーを溜めて橋本 良平の3ランで1点差とすると、四死球でランナーを溜め、プレッシャーをかけ続けます。そして代打の青石 裕斗が同点タイムリーを放ち、最後は押し出しの四球を選び、智辯和歌山がサヨナラ勝ち。土壇場での大逆転返しを成功させます。
この智辯和歌山の大逆転の時、アルプスからはジョックロックが高らかに鳴り続けていました。帝京ナインからすれば、まさに「魔曲」。魔物を呼びおこす曲としてファンにも広く知られることとなりました。

 今大会も、引き締まったプレーを見せながらも得点が動く面白いゲームが多く出ています。伝説となる試合は生まれるのでしょうか?

 明日は【プレイバック8月18日】をお届けします!お楽しみに!!

■誕生日が8月17日の選手・OB
中京大中京のエースで4番として2009年夏の甲子園優勝に大きく貢献した、堂林 翔太選手(広島東洋カープ)です!
⧵⧵⧵お誕生日おめでとうございます!///


選手権大会特設ページはこちら!

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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