【プレイバック8月15日】終戦の翌年、高校野球復活の日に選手宣誓をした人物とは?
これまでの8月15日を振り返る!
【プレイバック8月15日】終戦の翌年、高校野球復活の日に選手宣誓をした人物とは?
8月15日は刺身の日。刺身という食べ物が初めて文書に登場した日だそうです。ちょうどお盆で集まっているご家庭も多いかと思います。食卓を囲みながら「今日は刺身の日だよ」なんて、小話のタネにもなるかもしれません。
そして、8月15日は終戦の日。甲子園でも黙とうが捧げられます。
終戦の年となった1945年の翌、1946年8月15日。6年間の空白期間を経て、第28回全国中等学校優勝野球大会が開幕となりました。当時は甲子園球場がアメリカ軍に接収されていたため、阪急西宮球場で試合が行われました。この日、選手宣誓を行ったのが、京都二中の当時のエース・田丸 道夫さんでした。今大会でその京都二中の流れを汲む京都鳥羽の梅谷 成悟主将が「次の100年担うもの」と宣誓したように、田丸さんをはじめ当時の選手達はまさしく「戦後の日本を担うもの」として希望の象徴でした。
戦後しばらくは、野球道具はもちろん、着る物も食べ物も無く、言ってみれば「野球どころではない」時代。大会に参加するのに米等を持参するのはもちろん、敵味方関係なく食料を融通しあったりして、なんとか大会を続けたそうです。それでも球場には観客が詰めかけ、連日立ち見が出るほどの大盛況。野球が出来る、野球が見られるということがいかに嬉しい事だったか、当時の記録からもうかがい知ることが出来ます。
さて、当時とは比べ物にならないくらい恵まれている今も、酷暑の中連日試合を行うという過酷さ、一球に懸ける想いの強さは変わりません。そして、懸命に野球と向き合う球児達が勇気と希望を与えてくれる存在だということもまた、変わっていないのです。
明日は【プレイバック8月16日】をお届けします!お楽しみに!!
■誕生日が8月15日の選手・OB
大阪桐蔭出身。埼玉西武ライオンズの中村 剛也選手です!
⧵⧵⧵お誕生日おめでとうございます!///
【高校野球ドットコム編集部】
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