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プロ野球選手から球児たちへ!【シアトル・マリナーズ・岩隈 久志投手】 ~コトダマ~

2015.03.05

 本格的な野球シーズンに向けて、頑張る球児へ熱い言葉を紹介する『コトダマ』企画。今回は、シアトル・マリナーズの岩隈 久志投手から、トレーニングでモチベーションを上げる方法、メンタル、トレーニングについてお話を聞いた時に出てきたコトダマを紹介します!

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岩隈 久志投手から高校球児へメッセージ!

シアトル・マリナーズ 岩隈 久志投手

「トレーニングは自分のためと思うこと。意外とやらされてやっていることが多いが、それだと自分のためにならない」

 トレーニングでやる気が起きない時のモチベーションの上げ方について語っていただいた時の言葉です。
高校生のころは、チームワークやチームメイトと一つになるために、みんなで同じことをやることは、実は「やらされている」形が多いのだと話す岩隈投手。
「やるならば自分のために体がどう動いているのかとか、どう使われているのかだとか考えた方が良い。チームのためにとか考えるより、自分のためにどうトレーニングをするか。全体で一緒にやらなきゃいけない中でも、自分がどういうふうに、何を意識してやるべきかということを考えていくと、自分のためになります」

 トレーニングすることは、自分のためだということを意識することが、モチベーションを高く保つポイントだと語ってくださいました。

 この言葉以外にも、
・メンタルのお話では、「試合をやっていく中で、勝たなきゃいけない場面やピンチの場面なんかが出てくると思うんです。でも、そう思えば思うほど硬くなるということが出てしまって、力が発揮できなかったりする。だからそうならないための練習は普段からしておくことですね。チームメイト、野手との信頼関係を作っておく。お前が投げているから安心だ、じゃないですけど、お前が頑張って投げているから俺も見ているし、守っているから、と言ってもらえるくらいの信頼関係を作っておく。それを勝ち取れるといいと思います。そうすれば、特別に何かをする必要はないですね」

 日頃から、チームメイトや野手と信頼関係を作っておくことが、ピンチの時に生きてくるということですね。
MLBでは、日本とは少し違うそうですが、共通していることは「戦っていく中で野球には失敗はつきものですから、野手のみんなとは信頼関係を損なわないようにはしています。みんなと一緒に戦っていく、という気持ちはあります」

・トレーニングについては、「トレーニングっていうのは、ただ力をつけるだけじゃなく、自分の体と向き合いながら柔軟性とパワーをアップさせていく。それが一番いい形で体が出来てくるんじゃないですかね」

 トレーニングを、鍛えるだけのものではなく、自分の体と向き合うものだと考えている岩隈投手。そういった面から、自分の体に気を配ることが長く先発で活躍できる要因ではないかと感じる言葉でした!

 何事にも、行動の本質を考えながら工夫して野球に取り組んでいる岩隈投手のコトダマを、今回は紹介させていただきました!

岩隈 久志投手のインタビュー記事はこちら!
第170回 シアトル・マリナーズ 岩隈 久志 投手
過去のインタビューはこちら!
第141回 シアトル・マリナーズ 岩隈 久志 選手

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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