県立岐阜商vs松商学園
100以上の力を発揮!
県立岐阜商を取材したとき、これまで甲子園で勝ってきたチームは何が違うのかと小川監督に聞いたとき、こう語っていた。
「一人一人、色があったと思います」
小川監督は選手1人1人の個性を尊重し、その選手も長所を引き出す指導をしてきた。また県立岐阜商は公式戦で力を発揮するために、普段の生活から大切にする。
普段の姿勢を大切にしてきた取り組みが伝統となって、県立岐阜商は手狭な環境の中でも甲子園で勝てるチーム作りができていたのだ。また甲子園で活躍する選手は100の力が、130、150を出せたようだ。松商学園で決勝3ランを放った坂下は、まさに100以上の力を最大限に発揮した試合となっただろう。
県立岐阜商は何が何でも優勝という気構えではなく、とにかく自分の力を発揮することに注視するチームであった。エースの高橋純平はそれを口癖の様に語っていたことを思い出す。そのために何をするべきか、どんな準備をするべきなのか。目の前のことに惑わされず、県立岐阜商ナインはプレーに集中できていた。
次は好投手・小川良憲擁する近江。初戦以上に厳しい戦いが予想されるだろう。そんな相手に勝つには、多くの選手が、100以上の力を出すことができるか。
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