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靴底前足部に6本歯金具(ディグサスクロウ)を搭載した野球用スパイクシューズを本格展開

2012.02.08

靴底前足部に6本歯金具(ディグサスクロウ)を搭載した野球用スパイクシューズを本格展開 | 高校野球ドットコム

 【6本歯金具を搭載したスパイクを本格展開】

 株式会社アシックス(本社:神戸市、社長:尾山基)は、“あと一歩が届く”をコンセプトに、軽さにこだわって開発した新たな靴底と新タイプの金具を採用した野球用スパイクシューズを本格展開します。

 昨年12月1日からトップモデルの「SPEED TECH(スピードテック) LT」を投入したのをはじめ、2月上旬からは草野球向けにカラーアッパー(甲被)を採用したタイプや投手用など計6品番のラインアップで全国の野球用品専門店、スポーツ用品店で順次発売しています。

 メーカー希望小売価格は12,600円(本体12,000円)から22,050円(本体21,000円)で、初年度はあわせて40,000足の販売を予定しています。

 今回発売の商品は、当社とシューズに関するアドバイザリースタッフ契約をしている米国MLB(メジャーリーグベースボール)シアトル・マリナーズ所属のイチロー選手もこだわる「軽さ」を追求し、これまでの開発の知見を生かして作製しています。

 靴底は、剛性のある樹脂を使い、金具と金具の間など一部をくり抜きながら、当社従来品に比べ薄く成型したり、ベロ部分の素材を薄くしたりしています。これらにより、当社従来品に比べ最大で約40グラム※1の軽量化を実現しました。また、靴底前部に金具を6本配置した「ディグサスクロウ」を搭載しています。推進力を生み出す部分と止まるために必要な部分を解析して金具を配置しており、特に進行方向に向かって強く蹴りだせるよう、すべて「く」の字型とし、約10mmと高めに設計したのが特徴です。
 軽量化や金具の構造などにより、アシックススポーツ工学研究所で行った実験では、トップモデル(品番「GFST-1」および「GFST-2」)を履いて走ると、当社革底製の従来品に比べ、塁間を最大で約1.11m分速く到達する※2と推計できました。

 当社では、これらを主力商品と位置付け、契約選手を起用したポスターやPOPを作製し、販促キャンペーンを実施するなど拡販をはかるほか、当社契約選手にも同仕様のシューズを積極的に提案していく予定です。


※1:品番やサイズによって異なります。
※2:この値は、1m、5m、15m、27.43mの各地点のタイムから推計したものです。効果には個人差があります。

 なお、同様の靴底構造および金具の野球用スパイクシューズ「SPEED TECH(スピードテック) QT」(クオーターカットのトップモデル)を、昨年8月から先行発売しています。当初の販売目標を倍以上上回るなど好評を得ています。

品名 品番 カラー サイズ(0.5cm刻み) 価格(税抜価格) 生産国
SPEED TECH LT(スピードテック LT) GFST-2 ブラック×ブラック 25.0cm~30.0cm 21,000円(20,000円) 日本
SPEED TECH QT(スピードテック QT) GFST-1 ブラック×ブラック 25.0cm~30.0cm 22,050円(21,000円) 日本
LIGHTTECTOR QT(ライトテクター QT) GFS201 ブラック×ブラック 25.0cm~29.0cm 15,750円(15,000円) ベトナム
LIGHTTECTOR FP(ライトテクター FP) GFS202 ブラック×ブラック 25.0cm~29.0cm 16,800円(16,000円) ベトナム
PRESPEED MT-W(プレスピード MT-W) GFS204 ブラック×ブラック 25.0cm~30.0cm 14,175円(13,500円) ベトナム
PRESPEED LT(プレスピード LT) GFS203 ブラック×ブラック 25.0cm~30.0cm 12,600円(12,000円) ベトナム
ホワイト×レッド
ホワイト×ネイビー

アシックス・ベースボール

【株式会社アシックス】

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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