鼻血のメカニズムと正しい対応

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2017.08.04

鼻の下をティッシュなどで抑えて流れるままにしておこう

鼻血のメカニズムと正しい対応

 接触プレーや鼻にボールが当たるなど、外力によって鼻に大きな衝撃が加わると。鼻出血(いわゆる鼻血)を起こすことがあります。また暑い時期に練習をしているといきなり鼻血が出たり、お風呂につかっていると鼻血が出たりといった直接、鼻をぶつけた覚えがないのに鼻血が出ることもあります。鼻血は比較的よく見られるものですが、そのメカニズムと正しい対処法を理解しておきましょう。

 一般的な鼻血は左右の鼻の穴を分けている「キーゼルバッハ部位」というところから出血します。この部位は鼻の入り口から1〜1.5cm程度のところにあり、毛細血管が集中していることに加えて表面の粘膜も非常に薄いため、日常生活で起きる軽い衝撃や暑さなどで急激に血管が拡張することで出血することがあります。鼻血を見ると一瞬ビックリしてしまいますが、適切な対応を行うようにしましょう。

【やってはいけない鼻出血対処法】
●上を向いて首筋をトントンと叩く
●鼻をかむ
●鼻にティッシュなどを詰めてプレーを続ける

 上を向いてしまうと鼻血が逆流して気持ち悪くなることがあるため、鼻の下をティッシュなどで抑えて流れるままにしておきましょう。またボールなどが当たったときは鼻骨骨折を起こしている可能性があります。鼻骨骨折のときに鼻をかんでしまうと、鼻の変形が大きくなったり、骨折部位にさらに衝撃を加えてしまったりするため、骨折していないことが確認できるまでは鼻をかむことも控えます。ティッシュを鼻に詰めることは鼻の粘膜を痛めてしまうこともあるため、完全に止血が出来てからプレーに戻るようにします。

【鼻出血のときに行う正しい対処法】
●頭を前方に傾けて座る
●直接圧迫を加えるために、指を使って軽く鼻孔をはさむ。
●出血が止まらなければ、鼻を冷却する。

 なるべく座った状態で頭を前方に傾け、ティッシュなどで出血をうけながら鼻血を流れるままにしておきます。出血を止める基本の応急処置は、直接圧迫を加えることですので、外から触っても骨がない、いわゆる「小鼻」の部分を親指と人差し指を使って軽く圧迫しましょう。出血が続く場合はRICE処置の対応として冷却することも効果があります。止血の目安は10分〜15分程度ですが、長時間にわたって鼻出血が止まらなかったり、鼻の変形が明らかであったりする場合は、すみやかに医療機関を受診するようにしましょう。

文:西村 典子
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