3名の元プロ監督がセンバツ出場
優勝監督インタビューに応じる東海大菅生の若林弘泰監督
29日に今年の春のセンバツの出場32校が決定した。今大会の出場校でプロ野球選手のキャリアがある監督は3名いる。
まず一人目は昨秋の東京大会を制した東海大菅生の若林 弘泰監督だ。現役時代を投手としてプレー。東海大相模OBで東海大、日立製作所を経て中日でプレーした。引退後は野球から離れていたが、一念発起して大学に入り直し、教員免許を取得。2009年同校の監督に就任すると、2015年春に甲子園初出場を果たし、2017年夏には全国4強入りを果たしている。
そして昨秋関東準V・常総学院の島田 直也監督も投手として日本ハムや横浜などでプレーし、1997年には最優秀中継ぎ投手のタイトルも獲得した。同校OBでもある島田監督は高校時代、指揮官の故・木内 幸男監督(当時)の下、1987年夏の甲子園でエースとして準優勝を果たした。昨年3月から投手コーチとして母校に戻り、監督に就任したのは昨年7月。就任から半年で聖地への切符を手にした。
もう一人は近畿8強で出場権を獲得した天理の中村 良二監督だ。同校OBで現役時代は内野手としてプレー。3年夏は主将として全国制覇を達成した。高卒ドラフト2位で指名を受け、近鉄や阪神などでプレー。2008年から天理大の監督を務め、同校のコーチを経て2015年に監督に就任。2017年夏には全国4強入りを果たし、センバツは昨年の第92回大会に続き2回目の選出となった。
学生野球資格回復制度が緩和され、近年は元プロ野球選手監督が増えてきている。今春はこの3名が甲子園の舞台で指揮を執る。彼らの手腕にも注目が集まるだろう。
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