過去5年のベストナイン受賞者をドラフト順位別で見ていくと…
4年連続受賞中の丸佳浩(読売)
6月19日に開幕する今季のプロ野球。シーズン開幕を待ち遠しく思うファンも多いのではないだろうか。今季も数々の記録や選手の活躍ぶりに大いに期待したい。そこで今回は過去5年のベストナインを受賞した選手に注目。過去5年で受賞した選手述べ95名のドラフト順位をみていく。
対象:2015〜2019年シーズンでのベストナイン受賞者述べ95名(2016年の大谷翔平の2部門受賞も2名と換算)
過去5年のベストナイン受賞者(ドラフト順位別)
やはりドラフト1位の選手が一番多いという結果になった。内訳は高卒1位が25名、大卒1位(希望枠、自由枠含む)が9名、社会人1位(希望枠、自由枠含む)が2名で、高卒1位の選手が最も多かった。ドラフト戦略として、いかにドラフト1位の選手をチームの柱として育て上げていくかが大事だといえるし、球団のニーズ、カラーにあった選手の獲得や、またその年を代表するスケール抜群の逸材を手中する強運も大事となる。
そして、次に多かったのがドラフト3位。埼玉西武に入団の浅村 栄斗(現東北楽天)、秋山 翔吾(現レッズ)源田 壮亮や、広島に入団の丸 佳浩(現読売)、会沢 翼、田中 広輔などが3位指名の選手たち。上位指名は投手が多い中、野手の逸材として3位で指名された選手たちの活躍が顕著に出ている。
またベストナインといかなくても3位で指名を受けた野手、投手が活躍を見せており、どんな選択するのか、球団の戦略が問われる順位といえる。
ちなみに育成でベストナインを獲得したのは千賀滉大(蒲郡出身)と甲斐拓也(楊志館出身)のソフトバンクバッテリーである。
上位指名の選手が占める中、今年はどんな結果となるのか。まずは来たる開幕の日を楽しみにしたい。
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