筒香嘉智がメジャー挑戦!改めて分かる高卒野手のメジャー挑戦率の高さ
筒香嘉智(横浜DeNA)
横浜DeNAのスラッガー・筒香嘉智選手がポスティングシステムでのメジャー挑戦を決断した。
今回の筒香の決断で考えられるのは、高卒スラッガー・好打者のメジャー挑戦が過去の歴史を振り返っても圧倒的に多いことである。
高卒からメジャーで出場した経験がある選手、もしくはMLB球団とメジャー契約をしている野手は以下の通り。
・イチロー(オリックス 元マリナーズ)愛工大名電出身
・松井 秀喜(巨人 元レイズ)星稜出身
・岩村 明憲(ヤクルト 元アスレチックス)宇和島東出身
・松井 稼頭央(西武 元アストロズ)PL学園出身
・川崎 宗則(福岡ソフトバンク 元カブス)鹿児島工出身
・城島 健司(ダイエー 元マリナーズ)別府大附(現・明豊)出身
・田中 賢介(北海道日本ハム 元サンフランシスコ・ジャイアンツ)東福岡出身
・中村 紀洋(近鉄 元ドジャース)大阪渋谷出身
・西岡 剛(千葉ロッテ 元ツインズ)大阪桐蔭出身
・新庄 剛志(阪神 元メッツ)西日本短大附出身
・中島 宏之(埼玉西武 元アスレチックス)伊丹北出身
これまで11人いる。社会人・大学を経由して、メジャー入りしたのは田口壮(西宮北-関西学院大―オリックス)、青木宣親(日向-早稲田大-東京ヤクルト)、福留孝介(PL学園-日本生命-中日)、井口資仁(國學院久我山-青学大-ダイエー)の4人のみで、投手と比べても圧倒的に高卒率が高い。
高卒からタイトルを狙えるほどの結果を残す有望選手は大学・社会人と比べて若い年齢でFAもしくはポスティングシステムで挑戦がしやすい。
また先発だけではなく、中継ぎ・抑えといろいろなポジションで出られる投手と違い、野手のパイは小さい。だからこそ年齢が若い有望選手の需要が高くなる。筒香はイチローと同じ27歳での挑戦だ。年齢的にもベストタイミングだろう。
現在、日本人投手の活躍が目立っているが、筒香は久しぶりの野手として活躍を見せることができるか。MLB入りが決まれば、日本人野手もメジャーでも活躍できることを証明してほしい。