錦城学園VS立教池袋
主将4番エース前山の活躍で錦城学園がベスト16入り!
〈第105回全国高校野球選手権東東京大会:錦城学園7ー3立教池袋〉♢19日♢4回戦♢江戸川区
錦城学園対立教池袋の対決は終盤まで4対3と錦城学園が1点リードと接戦の展開も、8回裏に3点を取った錦城学園が7対3で勝利してベスト16進出を決めた。
錦城学園の主将でエースで4番の前山 大輔投手(3年)の活躍が光った。
初回、前山は安打2本と四球でピンチを招き、いきなり1点を失う。その裏、自分の中前適時打で取られた1点を返した。「初回に自分のミスで取られたので、1打席目は何が何でも1点を取りに行き、どんな球が来ても対応できるようにはしていました」。1点を取り返した打球は中前へ抜けていった。
完投した前山は球にキレがあった。点を取られても冷静に投げていた印象で、7回と8回に1点ずつ取られるなど3失点はしたものの、後半でも球の勢いは衰えずキレのある直球と変化球を投げていた。
前山は今日の投球に関して「初回の立ち上がりがいつもの課題で今日もダメだった」と反省の色を見せる。しかし、2回以降の投球は「後半に2点を取られましたが、不思議と自分の中ではとても冷静に投げられていました」と振り返った。
次戦に向けては「ベスト8を決める戦いになるため、今まで以上に苦しい試合展開になると思いますが、今まで以上に立ち上がりに全力を注ぎます」と意気込んだ。
錦城学園の玉木監督は「前山がよく踏ん張ってくれました。前山さまさまです」と前山を称えた。
ベスト8進出がかかる5回戦では修徳と対戦する。「昨秋は(2回戦で)負けているだけに、この夏に秋のリベンジを果たして勝利を勝ち取りたい」と玉木監督も気合十分だった。