News

屋内で一人でもできる補強トレーニング

2018.06.01

屋内で一人でもできる補強トレーニング | 高校野球ドットコム
階段や屋内の小さなスペースを有効に利用してトレーニングを行おう

 梅雨の時期はグランドで十分な練習が出来ない日も増えることが予想されます。そんなときにも屋内で野球につながるフィジカルトレーニングをしっかり行いたいものですよね。校舎内でのスペースを使ってチームや個人でできる補強トレーニングをチェックしてみましょう。

 

●体幹を鍛えるトレーニング
 補強と言えばまず思いつくのが腹筋・背筋のトレーニングではないでしょうか。野球のパフォーマンスにおいて、体幹を鍛えることは身体の軸をつくり、ブレをなくして正確にボールをとらえたり、投球時のリリースポイントを安定させたりといった効果が期待できます。腹筋はただ単に寝転がって回数をこなすのではなく、身体をひねって行うツイスト腹筋や腿上げ動作で股関節の前側にある腸腰筋(ちょうようきん)を鍛えるもの、身体の姿勢を保つスタビリティトレーニングなど、種目にバリエーションをつけながら行うと体幹のいろんな部位を鍛えることが出来ます。

 背筋についても平泳ぎ背筋は肩甲骨をしっかり動かすことになりますし、手と足を対角線上に伸ばして身体の背面部を鍛えると臀部や太もも裏まで刺激が入ります。背筋群は腹筋群に比べて力発揮が大きいため、腹筋群をより多く鍛えるようにすることが骨盤の過度な前傾を予防します。

 

●階段を使ったトレーニング
 階段では足を大きく開いて股関節をストレッチさせることができます。このときは駆け上がったりせずに、柔軟性を高めるつもりでゆっくりと大股で上るようにしましょう。段差を使って片足ホップ、両足ホップといった瞬発力を高めるための動作を学習することもできます。もちろん階段を上るという動作においてもお尻を意識して大きく足を踏み込んでいくと、それだけで下半身のトレーニングになります。自重でもの足りないようであれば、プレートなどを持って階段を上るようにしてもいいでしょう。

 つま先立ちでの階段上りは下半身の特にふくらはぎの筋力を鍛えることが出来ます。ただし梅雨時期の階段トレーニングは特に床面に注意し、あらかじめ床を拭くための雑巾なども必ず準備しておくようにしましょう。

文:西村 典子
球児必見の「セルフコンディショニングのススメ」も好評連載中!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.02

【茨城】常総学院、鹿島学園、水戸一、つくば秀英が4強入り<春季県大会>

2024.05.02

激戦必至の春季千葉準決勝!関東大会出場をかけた2試合の見所を徹底紹介!

2024.05.02

【長野】松商学園、長野日大、東海大諏訪などが県大会出場へ<春季県大会支部予選>

2024.05.02

【四国】高松商、33年ぶりの決勝進出の立役者は茨城の強豪シニア出身の1年生右腕!<春季地区大会>

2024.05.02

春の神奈川準決勝・東海大相模vs.横浜の黄金カード実現! 戦力徹底分析、試合展開大胆予想!

2024.04.29

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.28

【広島】広陵、崇徳、尾道、山陽などが8強入りし夏のシード獲得、広島商は夏ノーシード<春季県大会>

2024.04.28

【長野】上田西、東海大諏訪、東京都市大塩尻が初戦突破<春季県大会支部予選>

2024.04.28

【鳥取】鳥取城北が大差でリベンジして春3連覇<春季県大会>

2024.04.28

【岡山】関西が創志学園に0封勝ちして4強入り<春季県大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>