萩野 瑠海選手

寸評

中学時代は天才と騒がれた天才肌打者を再び取り上げたい。 (打撃) どの角度にもうまくバットが出せるのが長所。しかしどこか払うような打撃で、強く振りぬくようなスイングはしていなかったが、センバツでは少しずつ強さが出てきている。 スタンスはオープンスタンス。グリップを高めにセットして、膝を曲げてどっしりと構えている。投手が足を下ろしたところから始動を仕掛けていき、足を回しこむように上げていき、真っ直ぐ踏み出す。トップの動作を見ると、捕手側方向に引くことが出来ており、グリップが頭の後ろに移動することがないので、振り出しは良い。秋までは片手で払うような打撃になって、中途半端な打撃になっていたが、今年はロスなくバットが振り出すことができて、強く振り抜くことができている。 守備を見ると、打球の反応は良く、守備範囲はまずまず広い。地肩は元投手ですので、なかなか力強い。