山下 翔栄選手 (千葉商)

千葉の古豪の躍進のカギを握る投打の柱を徹底紹介

千葉高校野球の古豪・千葉商。今年の春季県大会では地区予選で敗退したが、夏には上位進出も期待できるダークホース候補だ。 その中でも山下 翔栄投手（3年）は好左腕として潜在能力の高さが光る。 コンパクトなテークバックからシャープに腕を振って常時125キロ〜131キロを計測。内外角へしっかりと伸びていく直球は魅力的で、しっかりと押し込むことができる。 115キロ前後のスライダーも低めに集めることができており、高校生左腕としては十分な投球術を持つ。まだ県内でも名は広まっていないが、実力は高く、将来性もあり、次のステージでも十分活躍できる可能性を持っている。 打っても4番に座る山下は打撃も非凡な才能を持つ。スクエアスタンスで構える姿には雰囲気があり、すり足気味にタイミングをとっていきながら、まっすぐ踏み込んでいく。しっかりとトップを形成し、インサイドアウトのスイング軌道で球をとらえることができる。今春の地区予選の幕張総合戦では、148キロ右腕・早坂 響投手（3年）の速球と変化球をしっかりと見極めることができていた。 投打ともに能力が高く、最後の夏の活躍に期待がかかる。